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．
『 え...？』
執着？
私の気持ちは恋心じゃない？
「 あぁ。幸村がお前さんに大して思っているのは恋じゃない。ただの執着もしくは依存してるんじゃないのか？」
『 ... 』
「 そしてお前さんが幸村に抱いてるのは罪滅ぼしのための懺悔じゃ。」
私はただただ何も言えずに仁王くんの言葉を聞いていた。
「 その事に、お前さんはもう気づいているんじゃろ。でも怖くて言い出せない。
自分を見てくれない幸村に対して本当は自分の気持ちに気づいてるんじゃろ？
お前さんの本当の気持ちは＿＿＿＿ 」
『 ...めて。』
「 え...？」
『 やめて...もうやめて..... 』
私は気づいたら声に出していた。
そして私は
「 なんじゃ夢主...、泣いとるのか... 」
泣いていた。
全部全部気づいていた。
全部分かっていた。
私は精市くんのことが好きじゃない。
昔のように笑って優しさを感じて愛おしくなる、そんなことはもうない。
私は精市くんからの愛が、想いが恐怖でしかない。
でも精市くんを変えてしまったのは、
こうなってしまったのは、
『 全部全部私のせいなんだよ.....』
そう、私のせい。
『 ごめんなさい...ごめんね、精市く...えっ？』
「 もう、謝らんでいい。」
『 に、仁王くん.....。』
私は仁王くんに抱き締められていた。
ほんのり香水のいい香りがする。
私はこのまま離して欲しくない、そう無条件に思ってしまった。
こんな気持ちに気づいてしまった。
その時。
気持ちが通じ合うかのように
．
．
．
＿＿＿「 夢主、俺はお前さんのことが好きじゃ 」
もう、戻れない。
．
．
．
「 お前さんが苦しい時も辛い時も悲しい時も、全部全部隣で支えて、嬉しい時楽しい時は一緒に笑い合いたいぜよ。好きじゃ、大好きなんじゃ...」
私を抱きしめながら
少し震えた声で仁王くんが話している。
あぁ、受け止めたい。
そう思った。
＿＿＿＿ 『 ありがとう、仁王くん...。私も仁王くんのこと、好きだよ.....』
ばいばい、私の初恋。
ばいばい、精市くん。
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タピオカマカロン43(プロフ) - 佐藤さんの小説、とても面白いですね……。ヤンデレの作品の中でも群を抜いて好きです！更新待ってます！ (2019年7月25日 22時) (
レス) id: f5614655b3 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - とても面白かったです！続きが気になりました。仁王くん落ちで！ (2018年12月4日 9時) (レス) id: a8b7d730eb (このIDを非表示/違反報告)
うぃず(プロフ) - 初コメ失礼致します。ここからの展開がとても気になります…！！更新頑張ってください！ (2018年12月1日 2時) (レス) id: 1ab18a692e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐藤 | 作成日時：2016年12月11日 21時
