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「 なんだ、ブンちゃんか 」
「 なんだって言い方はないだろぃ。 」
仁王くんはブンちゃんと呼ばれる男子と話し始めてしまった。
これまた自己紹介を聞いていなかったせいで名前も分からない。
何となく集まった3人で立海まで歩く。
私は二人の話に入れなくて、別に一緒に登校してるわけじゃないから。そう思って1人で登校しようとした。
だがそれは引っ張られた腕により出来なかった。
「 おいおい、何先に行こうとしてんだよぃ。」
『 え、』
「 一緒に学校まで行こうぜ。永瀬サン。」
『 私の名前、知ってるんですか… 』
私がこう言うと驚いたのか赤髪ガムくんは眼を真ん丸くした。
「 あ〜〜… 仁王に聞いちまった。俺達、同じクラスだしよ。いいだろ？なっ？！」
そう言うガムくんは顔の前で手を合わせてお願いポーズしてきた。
ちょっと可愛いな、なんて思いながら私は仁王くんの方を向いて少し嫌な顔してやった。
「 別に減るもんじゃないからいいじゃろ。」
当の本人は涼しい顔をしたので少しイラッとしてしまった。
仁王くんと友達？になっただけでもちょっとよく分からないのに仁王くんと友達の人なんてもっと変なんじゃないか、そう思っているなんて言えない。
「 あー！自己紹介まだだったよな？
．
．
．
＿＿＿＿ 俺は丸井ブン太！シクヨロ☆
気軽にブンちゃんって呼んでくれ！
だから俺も夢主って呼んでいいか…？ 」
少し溜めて自己紹介をしたブンちゃん。
うるうるとした眼で頼んでくるので私はその誘惑に負けた。
『 う、うん。
よろしくね、ブンちゃん。』
そう言うと彼は やったー！ なんて言って喜んでた。
なーんだ。仁王くんが変なだけでブンちゃんは全然普通なんだな。
「 俺はそんなに変な人間かのぅ。」
『 えっ 』
横から仁王くんが私の心を見透かしたようなことを言うのでびっくりした。
何ていう会話をしていたらあっという間に立海に着いてしまった。
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タピオカマカロン43(プロフ) - 佐藤さんの小説、とても面白いですね……。ヤンデレの作品の中でも群を抜いて好きです！更新待ってます！ (2019年7月25日 22時) (
レス) id: f5614655b3 (このIDを非表示/違反報告)
あーちゃん - とても面白かったです！続きが気になりました。仁王くん落ちで！ (2018年12月4日 9時) (レス) id: a8b7d730eb (このIDを非表示/違反報告)
うぃず(プロフ) - 初コメ失礼致します。ここからの展開がとても気になります…！！更新頑張ってください！ (2018年12月1日 2時) (レス) id: 1ab18a692e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐藤 | 作成日時：2016年12月11日 21時
