双黒の姫の光はポートマフィアです【文豪ストレイドッグス】×【ハイキュー】

19話 ページ21

『…………敬語は外した。次は私の質問に答えてください。何でここがわかった？』








太｢さあ？｣





『ま、貴方の事だからそんな事だろうと思いましたよ。』






カチャ……





私は銃を太宰さんに当てた







太｢私を脅して吐かせるつもりかい？｣







『……まあそんな無駄で馬鹿らしい事はしませんが』






そっと銃を直した







太｢こう言う時に敬語が外れないのは同じなのだね｣





『……癖よ。多分一生治る事はない』



太｢まあ、だろうね｣





太｢それで？どうだい？｣






『……どうだい？とは』








太｢私の元補佐ならわかってるだろうに……｣






『…………』













太｢彼らは、バレー部はどうだい？｣









『……全く。やっぱり全てお見通しなんですよね。』







太｢君が高校に通うとはねえ……その制服とても似合っているよ｣




『……馬鹿にすんな』



















『私は正直、あの場でやっていけると思いません』





太｢なぜ？｣






『皆キラキラしてた。楽しそうだった



















綺麗だった









それを

















ぶち壊したいと思った』














太｢……そうかい｣








『……やっぱり私みたいな奴が行かなかった方が良かったんですよ』





私はヘラっと言ってやった。



今日一日でこんなにこう考えてしまうなら本当に行かなかった方が良かったんじゃないかと尚更思う



















太｢まあ今はそうだろうね。｣






『今は？』








太｢大丈夫さ。｣









ああ……この人は敵で組織の裏切り者















なのにどうして
















この人の大丈夫は









こんなにも落ち着いてしまうのだろう。














太｢あ、今日任務あるでしょ？｣







『は？何でそんなことまで知って……』









ニコニコと太宰さんは右手に首領からの依頼書を持っていた






いや、持っていた。じゃねえよ




『は？何故貴方がそれを？』




太｢ななこの部屋にあったから｣









こいつ……








『勝手に仮にも女子の部屋漁るな！！！この変態！！！』







太｢やれやれ、酷いなあ。｣








『私は酷くない』









太｢あ、この任務





























私もついて行くから☆｣









『はあ！？』

20話→←18話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す