双黒の姫の光はポートマフィアです【文豪ストレイドッグス】×【ハイキュー】

18話 ページ20

太｢何ってそりゃななこに会いたかったから？｣





こいつ頭おかしいのかな







『………………そもそも何故私がここにいる事知ってるんですか』






太｢ん〜まぁ、まずは









その敬語を外してからにして貰おうか？｣








めっちゃ笑顔で言われた。


分かる？あの断れない笑みだよ









『無理ですよ。私は貴方から敬語を外す事はでき、ません。』





太｢そっか。じゃあ仕方ないね｣









太｢なら言い方を変えよう









こんな事は言いたくないが……






















敬語を外したまえ。これは命令だ｣









そんな言われ方されたら、もう





断れないじゃない








『う……わかったよ。太宰さん』






太｢いい子だ｣









『またこれか……』





太｢ふふ……懐かしいね｣






『あの時も私は反対したのに……』





そう。太宰さんがポートマフィアにいた時……


太宰さんは幹部で私はその補佐だった。


もちろん上司と部下の関係って事もあったけど

私は……



太宰さんを尊敬していた。




私は心を許している人には基本敬語は使わない。


けど太宰さんは別だ。


心も許して信じていた。









いや、









まだ

























信じているのかもしれない







だから敬語だったのに









あ、もちろん姐さんも、中也も、お父さんも、エリスもポートマフィアの人は皆好きで信じてるからね！？









それとはまた何か違った何かがあった








太｢だって中也には敬語じゃなかったのに悔しいじゃないか｣






『……さらっと私の気持ちを読むな。この包帯無駄遣い装置』




太｢……どこで覚えたのそれ｣





『知らん』




太｢わあ冷たい｣




太｢…………でもななこは任務の時は絶対に敬語外さなかったよね｣





『それだけは譲れなかった』





太｢どうして？｣







『それは……』









だってちゃんと太宰さんの


























……太宰幹部の補佐でありたかった。





一番近くにいる補佐。





幹部をお守りし助ける補佐









貴方だけの特別補佐でありたかったんですよ









言葉では言い難いけれどそんな気持ちがあった









何て……








言えるわけないよね








『仕事……ですから』





太｢……そうかい｣

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