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大胆に ページ13

カミロside





カミロ「これとこれだったらどっちがいいと思う?」


ドロレス「うーん…Aの雰囲気に合うのは右の方」


アントニオ「Aのお洋服みたいだね!」


カミロ「そうだよなぁ……、うーーん…」




今はAへの誕生日プレゼントを選んでいる。

正直言って、これまで何回もプレゼントは悩んだが今回が今までで1番悩んでいる。



アントニオ「どうしてそんなに悩んでるの?」


ドロレス「アントニオ、カミロは今Aへのプレゼントを選んでるの。カミロにとっては一大事」


アントニオ「お兄ちゃんAのことだいすきだもんね!!」


カミロ「アントニオ!!!??なんでそれ知って…!!!??」


アントニオ「だってぼくもAのことだーーいすきだもん!!もちろんミラベルも!!」


カミロ「え、あぁ…そうだな……!」




びっくりした。

最大のライバルが実の弟になるところだった。



カミロ「(焦りすぎでしょ、僕……というかほんとにどうしよう)」



Aが喜んでくれて、似合うもの。



アントニオ「お兄ちゃん、Aみたいな指輪見つけた!!」


カミロ「指輪?」


アントニオ「この指輪きらきらしててAにぴったり!」




そう言ってアントニオが見せてくれたのは、なんと婚約指輪だった。



カミロ「え!?あ、アントニオ、これはちょっと高いような…」


あと絶対重いって思われる。


アントニオ「そっかぁ……残念…」


ドロレス「あら、でも指輪いいじゃない。せっかくなんだし、ちょっと大胆にいってみたら?」


カミロ「大胆って………」


ドロレス「Aは鈍感なの、15年も一緒にいたカミロが1番知ってるでしょ」


カミロ「……たしかに、そうだよな。…わかった、指輪にする。」



指輪を渡して、もうプロポーズ紛いのことをしてしまおう。想いを、伝えるんだ。

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作者名: | 作成日時:2023年12月29日 0時

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