僕のちからで ページ2
カミロside
カミロ「Aは……あいつのことどう思ってるの」
A「え?……あぁ、ジョグさんのこと?どう思ってるっていうか…そもそも初めて会ったからなぁ……」
カミロ「あ…それもそっか。ごめんね、変なこと聞いて」
A「?いいよ」
色々あったけど楽しかったな、Aとのデート。
向こうはデートだなんて思ってもないだろうけど。
A「……あのさ、カミロ」
カミロ「ん?」
A「ずっと言いたかったことがあるの」
カミロ「どうしたの?」
A「私が壊れた時、私をずっと救ってくれてありがとう。泣いてるときにずっとそばにいてくれてありがとう。何回、カミロに助けてもらったか分からない。」
カミロ「…いいんだよ、そんなの。ずっと僕が助けたかったんだ。」
A「ずっと……?」
カミロ「……5歳の儀式の時から、ずっと1人で辛そうな顔してたでしょ。僕いとこだよ?わからないわけない」
辛そうなAを見るのは僕にとっては1番辛かったんだ。
無理した笑顔を見たくはないんだ。
だから僕がAを幸せにしたい。できれば、家族だけどもっと身近な存在になりたい。
A「そっ、か……」
カミロ「え、え、なんで泣いてるの!?僕なにかダメなこと言った?!」
A「ううん……ふふ、嬉しいの……」
カミロ「…そっか、じゃあいいや。」
僕の力でAを笑顔にできたなら。
A「カシータ、ただいまー!」
カミロ「ただいま」
カタカタ
ドロレス「結局告白しなかったのね」
カミロ「やっぱり聞いてたんだ……///」
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作者名:ひ | 作成日時:2023年12月29日 0時