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廊下に出たかと思えば1番近くにある部屋の前で足が止まる。どうやらここが俺の部屋らしく、レオナ様がなんの躊躇いもなく扉を開く。
部屋の構造はどうなっているのか、少しワクワクしながら扉越しに覗いてみた。
そして思考が停止した。
中央に置かれた、布団が乱れたキングサイズのベッド。クローゼットから四方八方に飛び出している服。床のあちこちに散らばったアクセサリーや小物の数々。
生活感が溢れすぎているその部屋に立ち竦んでいれば、レオナ様から入れと声が掛かりそっと中に入る。
『この部屋は……？』
「俺の部屋だ」
俺の頭が回っていないのかレオナ様が可笑しいのか、何一つ理解出来ず困惑する他ない俺を見かねたレオナ様は、何でもないような表情で口を開いた。
「Aの部屋はここだ。側近が傍に居なくて何の意味がある？」
『確かに、そうかもしれませんが……』
とは言うものの、ただでさえこれから学校生活を共にすることになるのに、それに加えて同室なんてほぼ一日中一緒に居ることになる。
そこを気にしなくとも、根本的な話側近が仕えている相手と同室で生活するだなんて不敬ではないだろうか。
レオナ様が耐えられるのか＿＿否、そもそも彼から言ってきたのだから、そこは気にする必要がないだろう。
というか、レオナ様の意見を否定することが無礼なのでは？
『……分かりました。部屋の整理は授業が終わってからしますね』
「好きにしろ」
腹を括ろうとキリをつけて、来た時から気になっていた散乱している服に目を向ける。
脱ぎ散らかす癖は今でも健在なようだったので、応急処置として自身の周辺に落ちている服を部屋の隅に置いてあった洗濯カゴへ入れておく。
その隣に持っていた荷物を置いて、レオナ様と共に部屋を出た。
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ぽいんせちあ(プロフ) - すぅぅぅぅ…だぁぁぁいぃぃすぅぅきぃぃでぇぇぇぇす！！！応援してます！！ (2022年7月14日 22時) (
レス) @page28 id: 29021d68a0 (このIDを非表示/違反報告)
洸 - あっこれ楽しいやつだ…更新楽しみに待ってます… (2022年4月17日 9時) (レス) @page28 id: 2f1dccb094 (このIDを非表示/違反報告)
..... - とっても好きです！！更新頑張ってください！応援しています！！！ (2022年1月17日 16時) (レス) id: 4b3179590f (このIDを非表示/違反報告)
滅夜(プロフ) - このお話最高です！更新頑張ってください！ (2021年3月30日 12時) (レス) id: f73ab42924 (このIDを非表示/違反報告)
馬と鹿 - 読みやすく何処か引き込まれる文章に感心します…。謙虚な作者の姿勢に、また尊敬の意を表したい！！ 応援しております！！ (2020年10月31日 22時) (レス) id: 9266b0967c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：濁瀬 | 作成日時：2020年7月13日 0時
