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苦労人は労るべきかと荷物を漁る。
元々最低限の物しか持ってきていない為、目当ての物はすぐに見つかった。
『クロウリー学園長、宜しければ受け取ってください』
「おや、これは？」
『ブレンドしたハーブティーの茶葉です。疲労回復やストレス軽減は勿論、ホットにすると多少の魔力回復が、アイスにすると擦り傷程度の怪我の治療効果も見込めます』
「はい！？一体何処の店でそんな有能なハーブティーが！？」
有り得ない！と嘆くクロウリー学園長に、当然ながら売ってない事を告げる。
すると、では何故俺が持ってるのかと聞かれ、不思議に思いながらも先程告げた通りブレンドしたからだと返す。
「ブレンドって……まさか、貴方がですか！？」
『僭越ながら……。あ、流石にぽっと出のブレンド物なんて信用出来ない物飲めませんよね。大変失礼しました』
考えるまでもなく当たり前の事だった。
俺だって初対面の、しかも素人が作った食物を渡されたらあらゆる面で警戒する。
それをこれから世話になる人にしてしまうなんて、と後悔しているとバッと距離を詰めて来たクロウリー学園長。
あまりに勢いのあるそれに驚いて後退すると、彼は焦ったように口を開いた。
「とんでもない！ブレンドでさえセンスや才能が無ければ出来ないのに、それに加えて高度魔法の回復効果を付与させてしまうなんて……！」
そう言いながらしまおうと思っていた茶葉を受け取ってくれたクロウリー学園長。
警戒心が薄いのかハーブティーが例外なのか、はたまた優しさで受け取ってくれたのかは分からないが、とても申し訳なくなる。
「さて、遅くなりましたが寮分けをしましょう。先に寮の説明をしておきましょうか」
そう言って先程見た七つの鏡を示したが、どうやらあの鏡はどれも各寮と繋がっているそうで、順に指差しながら寮についての説明をしてくれた。
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ぽいんせちあ(プロフ) - すぅぅぅぅ…だぁぁぁいぃぃすぅぅきぃぃでぇぇぇぇす！！！応援してます！！ (2022年7月14日 22時) (
レス) @page28 id: 29021d68a0 (このIDを非表示/違反報告)
洸 - あっこれ楽しいやつだ…更新楽しみに待ってます… (2022年4月17日 9時) (レス) @page28 id: 2f1dccb094 (このIDを非表示/違反報告)
..... - とっても好きです！！更新頑張ってください！応援しています！！！ (2022年1月17日 16時) (レス) id: 4b3179590f (このIDを非表示/違反報告)
滅夜(プロフ) - このお話最高です！更新頑張ってください！ (2021年3月30日 12時) (レス) id: f73ab42924 (このIDを非表示/違反報告)
馬と鹿 - 読みやすく何処か引き込まれる文章に感心します…。謙虚な作者の姿勢に、また尊敬の意を表したい！！ 応援しております！！ (2020年10月31日 22時) (レス) id: 9266b0967c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：濁瀬 | 作成日時：2020年7月13日 0時
