今 忠 誠 を 誓 う

・ ページ8

・







バイクが止まり家に着く








「着きました」








『ありがとね』








じゃあと言って帰ろうとする彼に、このまま帰ってほしくないと思った









もう少しでいいから一緒にいたいと









『三途くん、もうご飯食べた？』








「いえ…まだです…」








『よかったら食べてく？』








送ってくれたお礼にと








三途くんは少し考えは素振りをして頷いた









『ふふっ…ありがと』








嬉しくなって微笑む








すると三途くんはそっぽを向いてしまった









変な顔見せちゃったと唸っていると今度は三途くんが笑った









「ははっ…Aさんなんで一人で百面相してるんすか」








笑った顔を見たのは初めてだった









顔を抑えてくすくすと笑う彼はとても綺麗で少し見惚れてしまった

・→←・

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す