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5章.Tragedy.44.【追憶編Part2】 ページ9

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日葵「あたしの夢の一歩を見にくるか?」


咲「??」



日葵「ここだ。」


?「あ、日葵。やっと来た。」


?「遅いよ。」


日葵「悪かったって、月雫、星雫。」





その姿は現在のSUOUの2人だった。





日葵「あたしたち、ユニットを組んでんだよ。」


咲「ユニット??」


日葵「そ。"Ruina(ルイーナ)"って言うんだよ。」


月雫「日葵はこの意味を調べずに適当に決めたんだよ。はぁ・・・。ほんと馬鹿だよね。」








のちに、終焉を迎えることも知らずに。




────────






日葵「月雫、なんで・・・・!」


月雫「『古代の聖書においては、悪魔よりも天使や神のほうが人間を殺した』


まさにその通りだね。

日葵は人間を従わせる悪魔なら私は人間を虐殺する天使だよ。


ねえ、知ってた?


"Ruina"って、イタリア語で"破滅"って言う意味なんだよ。」



日葵「!!」



月雫「私、ビックリしたよ。意味なんて一瞬で分かったし。運がいいのか悪いのか分かんないよね。この結末に導いたのは他の誰でもない日葵自身なんだよ。」



.

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作者名:宝坂 藍花 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/3c8fc251461/  
作成日時:2019年7月21日 17時

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