検索窓
今日:10 hit、昨日:0 hit、合計:7,435 hit

5章.Tragedy.43.【追憶編Part2】 ページ8

.


Not side





?「本当にいいの?"(さく)"」


咲「はい。もちろんです。」


?「危険な道だよ・・・?」


咲「問われるまでもありません。私は貴女様の使徒ですから。」


?「・・・・・そう。」


咲「貴女様が救ってくれたのですから。」









咲side




昔から、自分と周りが違うのは分かってた。


周りより真面目で、自分で言うのもなんだけど、賢かった。


そして、なにより正義感が強いほうだった。



なぜ人は自由に動くのだろう。



操られたほうが楽なのに。

意志を持たないほうが楽なのに。






先輩「ふざけんなよ。頭が良いからって先輩にどんな口してんだよてめぇ。」




そう言って殴られた。

何回も。


何回も。



別に苦痛ではなかった。





?「あんたらこそ、後輩に向かってなにしてんだよ。1年や2年早く生まれただけでなにそんなに威張ってんだ。・・・・・馬鹿馬鹿しい。」





私を初めて庇ってくれた。





?「大丈夫か?・・・・・ってあれ、お前って確か・・・・。」


咲「・・・・ありがとうございました。失礼します。」







無愛想な私に何度も話しかけてきた。






?「あたし、束縛されんのが嫌いなんだよ。まあ、そう言っても、正義感がゼロなのも嫌いだけど。だから、この口調は今だけ許してもらってる。」





お互いに正体は知っていたと思う。





咲「なんで私を助けたの?将来の大切な駒だから?」




?「確かにそれも一つの理由だがな。


本当の理由はこれだ。」







窓をカーテンをガラッと開けた。


そこに広がっていたのは──────。







咲「・・・・・星?」



?「ああ。あんたには輝きも志も、夢も見えねぇ。


自分のしたいことをしろ。親に縛られるんじゃなくてな。」









そして、私に新たな夢を見せてくれた。







咲「・・・・・じゃあ、私の夢は決まったよ。



私が果てるまで、あなたに仕えるよ。




日葵様。」



.......




咲とは誰か分かりましたか?

いつか答えは出るので!

5章.Tragedy.44.【追憶編Part2】→←5章.Tragedy.42.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (27 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
52人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:宝坂 藍花 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/3c8fc251461/  
作成日時:2019年7月21日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。