5章.Tragedy.43.【追憶編Part2】 ページ8
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Not side
?「本当にいいの?"
咲「はい。もちろんです。」
?「危険な道だよ・・・?」
咲「問われるまでもありません。私は貴女様の使徒ですから。」
?「・・・・・そう。」
咲「貴女様が救ってくれたのですから。」
咲side
昔から、自分と周りが違うのは分かってた。
周りより真面目で、自分で言うのもなんだけど、賢かった。
そして、なにより正義感が強いほうだった。
なぜ人は自由に動くのだろう。
操られたほうが楽なのに。
意志を持たないほうが楽なのに。
先輩「ふざけんなよ。頭が良いからって先輩にどんな口してんだよてめぇ。」
そう言って殴られた。
何回も。
何回も。
別に苦痛ではなかった。
?「あんたらこそ、後輩に向かってなにしてんだよ。1年や2年早く生まれただけでなにそんなに威張ってんだ。・・・・・馬鹿馬鹿しい。」
私を初めて庇ってくれた。
?「大丈夫か?・・・・・ってあれ、お前って確か・・・・。」
咲「・・・・ありがとうございました。失礼します。」
無愛想な私に何度も話しかけてきた。
?「あたし、束縛されんのが嫌いなんだよ。まあ、そう言っても、正義感がゼロなのも嫌いだけど。だから、この口調は今だけ許してもらってる。」
お互いに正体は知っていたと思う。
咲「なんで私を助けたの?将来の大切な駒だから?」
?「確かにそれも一つの理由だがな。
本当の理由はこれだ。」
窓をカーテンをガラッと開けた。
そこに広がっていたのは──────。
咲「・・・・・星?」
?「ああ。あんたには輝きも志も、夢も見えねぇ。
自分のしたいことをしろ。親に縛られるんじゃなくてな。」
そして、私に新たな夢を見せてくれた。
咲「・・・・・じゃあ、私の夢は決まったよ。
私が果てるまで、あなたに仕えるよ。
日葵様。」
.......
咲とは誰か分かりましたか?
いつか答えは出るので!
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作者名:宝坂 藍花 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/3c8fc251461/
作成日時:2019年7月21日 17時