【文豪ストレイドッグス】太宰の娘はマジ天使でした

25話 ページ30

太宰side


社長の驚きの発言についてもなんとか落ち着き次はAの異能力についての話になった


福｢乱歩、お前の推理で分かったことは？｣


乱｢大方分かったよ…Aの異能力は"パンドラの匣"というもので自然にあるもの全てを操る能力だ…A試しに何かやってみてごらん｣


乱歩さんはAに言う


『いいよ！！《異能力…パンドラの匣》』ﾎﾞｯ


賢｢わぁ！！火が出ました！！｣


Aの手からは火が出てきた


太｢Aは熱くないのかい？｣


『うん！！ふつうだよ！！』


なるほど…自分が出したものは自分に影響が出ないのか


乱｢まぁこういった能力だ。使いようによってはかなりのチート能力だから狙われるかもしれないね。制御はできてるみたいだけど感情が荒ぶれば暴走する可能性もある｣


その時は私がなんとかしよう…とりあえず制御出来ているのなら一安心だ


乱｢あと…Aには治癒能力が効かない可能性がある｣


与｢そりゃどういうことだい？｣


確かにそれは疑問だ…私みたいな無効化の能力なら効かないのもわかるが……ｯ！！


太｢まさか…｣


乱｢そのまさかだよ。Aは太宰の異能力"人間失格"を少しだけ受け継いでるんだ…だからたまに異能力を無効化してしまう事もあるだろうし治癒能力も効かなくなる｣


そんな…それではもし大怪我をしてもAは治してやることが出来ない…


私の異能力がここで裏目に出るとは…


乱｢だからちゃんとお前が護るんだ太宰｣


太｢ｯ！！分かってます｣


乱｢ま、ここにいる者全員で護る事になるけどね♪｣


そうだ…治療が出来ないなら怪我をさせなければいい…一つもとはいわない…せめて大怪我だけは避けなくては


『パパ？』


太｢大丈夫だよ…パパが護ってあげる…(ｷﾞｭｯ｣


『Aもみんなをまもるよ！！』


太｢ふふふ…ありがとう｣


うちの娘は本当に可愛いなぁ…

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