【文豪ストレイドッグス】太宰の娘はマジ天使でした

19話 ページ23

ＮＯside


国木田もなんとか落ち着いて敦の服は割り勘で買うことになった


与｢Aも入社って…入社試験はどうするんだい｣


太｢国木田君の話からするとAの入社試験は今回の人食い虎の事件で十分だと思います…筆記の方は…｣


そちらは考えていなかったのか頭をひねる太宰


乱｢それは僕がやっといたよ〜♪｣ﾋﾟﾗｯ


そう言って一枚の紙を出す乱歩…


国｢乱歩さん…これは？｣


『あ、Aがさっきカキカキしたやつだ！！』


その紙を見てAが太宰の腕の中から言う


太｢Aが？｣


乱｢そうだよ…これは太宰が入社の時に受けた筆記試験と同じ問題だ。字を書くのは難しいだろうから選択式にはしてるけどね…見てみなよ｣


その言葉と同時に紙を見る一行…次の瞬間


全-乱・賢｢！？｣


見た者の表情が驚きに変わった


賢｢わぁ！全問正解です！！｣


そう…大人でも難しいと思われる問題をAは全て答えられていた


『A間違ってた？』


太｢いや…あっているよ！！流石 私の娘だ！！｣ｷﾞｭｰ


太宰は感激のあまりAに抱きつく


国｢やはり太宰の娘と言うわけか…｣


与｢だが何処でこんなものを学んできたのかねェ｣


乱｢Aに聞いたら"本を読んだ"って返ってきた｣


Aはどうやら孤児院で相当の本を読み漁っていたらしい


賢｢質問です！！｣


『賢君？』


賢｢Aちゃんの服はどうしますか？こちらも割り勘ですかね？｣


そうなのだ…敦の服は割り勘だがAはまだ決まっていない…入社するなら尚更 必要だろう


国｢こいつのも割り勘か…｣


誰もがそう思ったその時


太｢いや…私が買うよ｣


太宰がそう言った


国｢お前が？｣


なんとも意外そうな顔で太宰を見る


太｢そんな目で見ないでくれたまえ…娘の服くらい父親の私が買わなくてどうする？｣


『Aの服？』


太｢そうだよ！！とびっきり可愛い服を選んであげるからね！！( *´∀`))´ω｀)ｽﾘｽﾘ｣


『うん！！(≧▽≦)』


なんとも微笑ましい光景だ…


国｢彼奴に任せて大丈夫か？｣


与｢大丈夫だろう…太宰の顔を見てみな。あれは────立派な父親の顔だ｣

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