【文豪ストレイドッグス】太宰の娘はマジ天使でした

16話 ページ20

ＮＯside


〜西倉庫入口付近〜


国｢…ここでいったん待機だ｣


賢｢静かですね｣


太宰の指示どうり西倉庫にやってきた探偵社一行


だがまだ虎は来ていないようだ


与｢なんだい…虎はまだ出ていないのかい？｣


乱｢僕の予想ではもう少し後｣


虎を捕まえるというのになんとも呑気な会話だ


『…真っ暗…怖いの…(இɷஇ )』


流石に不気味だったのかAは少し涙目だ


国｢大丈夫だ…(ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ｣


賢｢ほら！月が出てきましたよ！！少しは明るいでしょ？｣


賢治の言う通り雲が晴れ空には大きな満月が現れる


『お月様……Σ(º ﾛ º๑)虎さん！！』


全｢虎？｣


Aがそう言った時


｢グォォォォｯ！！｣


倉庫に野獣の唸り声が響いた


乱｢来たね｣


国｢どうしますか…乱歩さん｣


乱｢静かになるまで放置｣


どうやら虎の事はすべて太宰に任せるらしい


Aは倉庫の中をじっと見つめ


『虎さん…呼んでる…』ﾀﾞｯ


国｢おいっ！？｣ｶﾞｼｯ


倉庫に駆け出そうとしたAを間一髪で国木田が止める


『やっ！はなして！！呼んでるの！！虎さんがAを呼んでるの！！』


国｢落ち着け！今行ったらお前の父親の邪魔にもなる…いいから此処でいい子にしてろ｣


国木田は暴れるAをなんとか落ち着かせようと必死だ


『Aも虎さんのところに行く！！』


Aにはどうやら虎が呼ぶ声が聞こえているらしい…が今入ってもあぶないのは事実

乱｢A…虎は大丈夫だから僕達と後で入ろう…大丈夫…誰も怪我したりしないから(ﾖｼﾖｼ｣


乱歩がAに言う


『ほんと？みんな元気？』


乱｢うん！名探偵の僕が言うんだから絶対さ！！｣


その言葉でやっとAは静かになった



『パパ…敦兄…』


国｢ﾊｧ…大丈夫だと言っているだろう｣

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