93話(目指す理由) ページ39
主人公side(10歳)
『おい…！どこにいる…返事をしろ！ゲホッゲホッ』
煙で前が…
｢た、すけ…て｣
『…！……あっち』
かすかに聞こえた声…その声を頼りに足を走らせてみると
『いた…』
瓦礫に足を挟まれた子供…おそらく彼が翔太
いまだ火の手が回ってない二階にいたおかげで意識がある…
翔太｢ケホケホｯ…｣
『大丈夫か…待ってろ今どけてやる…ｯ…重い』
今の私の力で持ち上げられるわけがないその瓦礫
翔太｢……おね…いちゃんｯ…助けて｣
『……大丈夫……口に出してみろ 大丈夫って……』
翔太｢だい…じょうぶ……だいじょ…うぶ！｣
四季に教えてもらった…口に出せば実感が湧いてくるって
『あぁ…大丈夫だ……な？』
翔太｢うん…！｣
考えろ…もう火の手はそこまで迫っている…この瓦礫をどけて子供を助けるには…
『……"個性"を使うしかない……でも』
その後が問題だ…怒られるとかじゃない…瓦礫をどかした後、子供を抱えて脱出する体力が私に残っているかどうかだ…
『でも一か八か……"
"個性"を使い瓦礫を一気に上に持上げる
『出ろ…ｹﾎｯ』
翔太｢うん！｣ｽｯ
子供が出たのを見計らって瓦礫から手を離す
『ｸﾞｯ』ｶﾞｸｯ
翔太｢お姉ちゃん…！｣
一気に力が抜けた…
今の私の体力じゃ印をひとつ使うのが精一杯
『だい…じょうぶ……ｹﾎｯｹﾎｯ……掴まって』
翔太｢…うん｣ｷﾞｭｯ
出口は火で塞がれた…なら
子供を抱きしめ残りの体力で一気に窓へ向かった走る
『じっとして…ろよ…』ﾊﾞﾘｰﾝｯ
そのままガラスを突き破りそのまま急降下…ここは2階…落ちても死にはしないと踏んで飛び降りた
子供を庇うように落ち衝撃に備えていると
ﾌﾜｯ
四｢……よく頑張りましたね…A｣
優しい温もりと同時に聞きなれた声が聞こえた
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月夜 - part4が見れないのですけど続きはないのですか？ (2021年10月20日 13時) (
レス) id: f649cf9af2 (このIDを非表示/違反報告)
takeshixanxuslo(プロフ) - 十六夜狐さん» PART4見れないんですけど (2020年3月11日 19時) (レス) id: 6a6a043b0a (このIDを非表示/違反報告)
シャノワール - part4,楽しみに待ってます！質問コーナーで、主人公ちゃんが1-A女子に壁ドンしたらどうなるのかをやっていただきたいです！ (2019年12月28日 16時) (レス) id: 923148f312 (このIDを非表示/違反報告)
百合(プロフ) - 全く関係ないのですがぬら孫ページが見つからなくて読めないのですがどうすればいいのでしょう？ (2019年10月24日 17時) (レス) id: c0f8ac05c7 (このIDを非表示/違反報告)
む(プロフ) - 一ヶ月以上経ちましたが、もう見れないのですか…？ (2019年10月13日 20時) (レス) id: 9659f35e4f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜狐
| 作成日時：2019年1月13日 20時
