181話 ページ14
ＮＯside(夜)
幻想世界にある大きな屋敷
『へぇ…』
ソファーに座りとある書類を読んでいるのはこの"世界"の主であるA
織｢何を読んでいるんだ？｣
『ん？ あぁ…35人殺し"だった"彼女について…少し調べたんだけど…』
織｢何かわかったのか？｣
織田はそう云いながらAの隣に座り珈琲を渡す
『鏡花ちゃんが孤児になった理由…どうやら両親が殺されたらしいんだよね〜』
織｢………Aと一緒か…｣
『いや…それがね…情報によると殺したのは───"彼女"なんだよ』
織｢！！｣
Aが持っている書類はA自身が自らハッキングなどをして集めた情報 偽物なわけが無い…となればそれは
織｢…事実…なのか｣
『"世間上での事実"であって"本当の事実"とは限らない』
織｢……その顔は知ってるな…真実を｣
『ふふふ 知りたい？』
織｢……いや お前から云わないってことは今は知らなくていいってことだろ？なら聞かない｣
そう云い織田は珈琲に手をのばすがその顔は気になって仕方が無いようだ
『作さんって無表情に見えて案外わかりやすいなあ(苦笑) 彼女の異能力は知ってる？』
織｢……確か "夜叉白雪"だったな｣
『そう殺戮に特価した異能 でも普通の異能力と比べて何かが足りない あの異能は不安定で未完成 私にはそう見えた』
織「未完成…異能力に目覚めた時…そうなり得る何かがあった？」
『そうこれがヒントだよ 後はその時が来るまで秘密』
そう云ってAは織田が入れた珈琲を飲む
『そうだ…そろそろ大きな戦争が始まる…もしかしたら作さんの力を借りることもあるかもしれないからこの銃は返しておくね』
机の上に置かれたのは織田が昔Aに譲った銃
織｢わかった…何かあったったらすぐに呼んでくれ｣
『一応作さんに借りていた異能力も返すよ』
そうなのだ Aが使っていた"天衣無縫"はあくまで"織田に借りていた"ものなので今の今まで織田には未来を見ることができなかったのだ
『私はなくても平気だし 作さんの方が使い慣れてる』
織｢…分かった｣
本当はもう少し使って役に立ちたいと思っていたがAにも考えがあるのだと思い織田はしぶしぶ了承した
『…さて…この戦争 "消える"のは"二つ"のうちどっちかなー』
織｢("二つ"？…"三つ"ではないのか？)｣
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人間失格 - 絵、うまいですね！羨ましいです~! (2018年7月25日 22時) (
レス) id: 3c5c8d34df (このIDを非表示/違反報告)
芥川の羅生門 - 続編楽しみにしてます！ (2018年5月3日 10時) (レス) id: fe44cc47e5 (このIDを非表示/違反報告)
リリー(プロフ) - マジっすかΣ(￣ロ￣lll) ご指摘ありがとうございます！直します！！ (2018年4月25日 22時) (レス) id: 986e5ac2b9 (このIDを非表示/違反報告)
ミライ(プロフ) - あの、大変申し上げ難いのですが、鏡花が強化になっております。 (2018年4月25日 22時) (レス) id: 9111625eaf (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - リリーさん» 私もそう言うことあります笑、いつもリリーさんの作品を楽しみにしてます！頑張って下さい！ (2018年4月23日 23時) (レス) id: 94153de35f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜狐
| 作成日時：2018年4月7日 12時
