67話 ページ34
主人公side
『た…ただいま戻りました…』
再び扉の前に戻ってきた私…めっちゃ疲れた…
真理「おっ戻ったか…どうだった?真理を見た感想は」
『………凄かった……』←
真理「他にもっと無いのかよ…」
いや…凄かったとしかいいようがない…
真理「まぁお疲れだな…お前が真理を見ている間向こうは大変なことになってたぞ」
『…あぁ…容態急変してたんだっけ』
真理「大量の血を吐いてかなりやばい状態だったんだがあの包帯男が自身の血をお前に分け与えて命を繋ぎ止めたってとこだ」
太宰さん……
真理「向こうではあれから二週間経ってる…速く行ってやれ……それで…お前の気持ちをさっさと伝えてこい」
『気持ち…』
真理「俺はお前だ…それ位判る………お前だって気づいてるはずだ…」
………そうだね…気持ちは言葉にしないと伝わらないもんね…
『ふふふ…ありがとう真理…それじゃ帰るね』
真理「おう……もう二度と来るんじゃないぞ…」
真理のその言葉を最後に…私は白い光に包まれた
太宰side
ピ…ピ…ピ
太「……」
あれから二週間経った…
あの日から医者に無理を云って普通の病室に機械ごと移してもらい彼女の傍にいられるようにした…
太「Aちゃん……少し寝すぎじゃないかい?」
『……』
太「……私この頃皆に休めとしか言われなくなったよ…そんなにひどい顔をしてるかな?」
それが本当ならAちゃんの所為だ
太「ッ…そろそろ…起きて欲しい…な……早く…その声で私の名を呼んでくれたまえ…ッ……早くッ…お願い…Aちゃんッ」
自分でも信じられないほどの弱々しい声……
私はまた彼女の手を強く握る
すると
『ッ…』
太「ッ!?Aちゃん?」
微かにだが彼女の手が私の手を握り返した
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まい(プロフ) - け、けんじくんがいる……… (2023年1月22日 9時) (レス) @page10 id: def71fa4a7 (このIDを非表示/違反報告)
夢ウサギ(プロフ) - めっちゃ面白かったです!!ストーリーがしっかりしていて、読みがいがありました(*^^*) (2018年4月4日 20時) (レス) id: ee67fd9924 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - ちなみにアンケートで、一番の「この作品の原作へgo!→この作品の夢主ちゃん(太宰さん の彼女)で原作に突入!!」でお願い致します!私も作品作っていますので宜しければ読んで頂けると嬉しいです! (2018年2月24日 13時) (レス) id: 78dbacfd46 (このIDを非表示/違反報告)
鈴(プロフ) - 十六夜狐さん!はじめまして!鈴です(*´ω`*)この作品凄く好きです!続きが楽しみですこ更新頑張って下さい! (2018年2月24日 13時) (レス) id: 78dbacfd46 (このIDを非表示/違反報告)
芹沢 - 一番でお願いします (2018年2月24日 3時) (レス) id: 2bd0322ac8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:十六夜狐 | 作成日時:2018年1月19日 22時