12話 ページ14
主人公side
太｢そもそも変なのだよ敦君｣
動揺する敦君に太宰さんが静かに語る
太｢経営が傾いたからって養護施設が児童を追放するかい？大昔の農村じゃないんだ｣
やっぱり太宰さんは頭がいいな〜
『そもそも経営が傾いたなら一人二人追放したところで何も変わらないよ。普通なら半分くらい減らして他所の施設に移す』
敦｢二人共何を言って───｣
そう言いかけた敦君は月を見上げた
太｢君が街に来たのが二週間前｣
『虎が街に現れたのも二週間前』
そして敦君が鶴見川べりにいたのが四日前で同じ場所で虎が目撃されたのも四日前だった
偶然にしてはできすぎている
そして説明している間にも敦君の姿は少しづつ変わっていった
太｢国木田君も云っていただろう"武装探偵社"は異能の力を持つ輩の寄り合いだと。巷間には知られていないがこの世には異能の者が少なからずいる。｣
『その力で成功する者もいれば───力を制御できず身を滅ぼす者もいる』
太｢君だけが解っていなかったのだよ。君も"異能の者だ"｣
太｢『現身に飢獣を降ろす月下の能力者』｣
そう言って敦君を見れば姿は完璧な虎になっていた…
そして
敦｢ｸﾞｵｫｫｫｫｫｯ！！｣
いっきにこちらに襲いかかる
『後は太宰さんに任せよっと。私の出番もなさそうだし』ｼｭｰｯ
私は自身の異能を使いその場から姿を消した
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音奏 - 太宰さんの娘の方も見ています。続き頑張ってください。 (2019年3月27日 11時) (
レス) id: 0e776977f0 (このIDを非表示/違反報告)
ジクロル - 面白い小説ありがとうございます！主人公ちゃんのテンションがすごく好きです！これからも更新頑張ってくださいね！ (2018年5月4日 13時) (レス) id: cf31976c12 (このIDを非表示/違反報告)
リルヤ - この小説面白いです！！主人公ちゃんの性格が可愛いですね！！(*´ω｀)更新頑張って下さい！！応援してます！！ (2018年2月27日 18時) (レス) id: a71a5af7c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜狐
| 作成日時：2017年12月17日 22時
