9話 ページ11
主人公side
太｢さて…Aちゃんもその銃をおろしてくれたまえ｣
あ、国木田さんに向けたまんまだった
国｢小娘…その銃は一体…｣
『これですか？』ﾊﾟﾝｯ
私は銃のトリガーを引く
敦｢ｯ！？……玩具？｣
『うん！さっき貰ったんだ〜』
本当はさっき幻覚で作ったんだけど
国｢ｯ紛らわしいことをするな！！｣
太｢本物そっくりだね〜｣
本物をモデルに作ったからね…
『本題に戻りましょうよ…敦君も落ち着いたみたいだし』
太｢そうだね…敦君、聞かせてもらえるかな？｣
そう言うと敦君は話し始めた
敦｢うちの孤児院あの虎にぶっ壊されたんです。畑も荒らされ倉も吹き飛ばされて───死人こそ出なかったけど貧乏孤児院がそれで立ち行かなくなって…｣
『口減らしに追い出された…と』
敦｢……｣
太｢……そりゃ災難だったね｣
でもそれだと疑問点がいくつか出てくる…
国｢それで小僧。"殺されかけた"と云うのは？｣
敦｢あの人食い虎──孤児院で畑の大根食ってりゃいいのにここまで僕を追いかけてきたんだ！｣
敦君……虎は肉食だよ？←そこ！？
敦君の話だと虎に追いかけらていたが逃げてきた時の記憶は無いとの事…
狙いは敦君だとして本人が無傷で周りに被害が出てる…
『(；−ω−)ｳｰﾝ………敦君、孤児院を追い出されたのは君だけ？』
敦｢え？うん…そうだけど…｣
やっぱり…なら今回の事件は…
太｢それいつの話？｣
太宰さんもなにか気づきてるな…
敦｢院を出たのが二週間前、川であいつを見たのが──四日前｣
国｢確かに虎の被害は二週間前からこっちに集中している。それに四日前に鶴見川で虎の目撃証言もある｣
敦君と証言と一致
やっぱりこの虎の事件は……
太｢『………』｣
敦｢？｣
国｢(太宰と小娘の雰囲気がなんか似ているような…)｣
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音奏 - 太宰さんの娘の方も見ています。続き頑張ってください。 (2019年3月27日 11時) (
レス) id: 0e776977f0 (このIDを非表示/違反報告)
ジクロル - 面白い小説ありがとうございます！主人公ちゃんのテンションがすごく好きです！これからも更新頑張ってくださいね！ (2018年5月4日 13時) (レス) id: cf31976c12 (このIDを非表示/違反報告)
リルヤ - この小説面白いです！！主人公ちゃんの性格が可愛いですね！！(*´ω｀)更新頑張って下さい！！応援してます！！ (2018年2月27日 18時) (レス) id: a71a5af7c9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：十六夜狐
| 作成日時：2017年12月17日 22時
