幼馴染。【時透無一郎】 (ページ24)

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弐拾ページ24

無一郎side

最近月稀乃に会えてない。任務が多いから。

｢きゃっ｣

ｻﾞｼｭｯ

……あんな弱い鬼なのに倒せないなんて……よく鬼殺隊入れたよね。

｢あ、ありがとうございます。霞柱様。私は階級戊。神奈川咲です。｣

ふーん。興味ないや。……名前なんだっけ？この子足に怪我してる。

無｢ねぇ、立てる？｣

咲｢あの……無、無理です。｣

無｢蝶屋敷に行く？｣

もしこの人が蝶屋敷に行くなら俺の傷も見てもらおう。

咲｢あ、はい。｣

無｢なら連れてってあげる。｣

これを理由に月稀乃に会えるし、もしかしたら褒められるかも。

咲side

今日、任務でやらかし、霞柱様に助けて貰った。その美しい姿に、剣術に私は一目惚れと言うものをしてしまった。

霞柱様は私の怪我の心配をして下さった……
これは霞柱様も私の事好きなのでは……？
私の前を走る霞柱様。後は時間の問題。
霞柱様、お美しい。14歳とお聞きしましたが大丈夫です。私は17歳。3歳差位平気でしょう……

あら、蝶屋敷に着いてしまいました。

ガラガラ

『怪我人ですか？……あ、無一郎。どうしたの？』

無｢この人が足だっけ？怪我してるんだって。ついでに僕の傷も見てもらおうと思って。｣

『じゃあまずその人だね。名前は？』

咲｢……神奈川咲です。｣

何よあの女。霞柱様を名前呼びでしかも呼び捨て？何様なのかしら。

『神奈川さんですね。怪我した所見せて貰えますか？』

咲｢……あっ、はい。｣

『……3日ほど安静にして居れば元通りになりますね！一応消毒と包帯を巻いておきましょう！無一郎は？』

無｢怪我はあんまりしてないから大丈夫。｣

『一応見せて？』

目の前でイチャイチャと……

咲｢あの、少し横になりたいんですが｣

『あ、お疲れですよね。お部屋へ案内致します。』

これで霞柱様から離せる……
けどこの子、霞柱様が惚れるのも納得してしまうわ……むかつくけれど可愛い顔をしている。

『此方の部屋をお使い下さい。何か御座いましたらなんなりと。』

咲｢ありがとうございます……あの｣

『はい』

咲｢霞柱様とはどういう関係で？｣

この回答次第でどうするか決まる

ぼふんっ

急にこの子顔がとても赤くなった！？

『あ、えっと、その』

『……お、お付き合いさせて頂いております……うぅ、無一郎と私じゃ釣り合って居ませんよね、すみません。』

釣り合ってるわ馬鹿

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実は四日前から38度台の熱が続いている
今回限りの咲