肆 ページ5
コロン、コロンと下駄の音が響く
一ノ瀬家には地下がある
そこへ行くと2つの御札
先代、先々代、もっともっと昔
源頼光が倒した土蜘蛛と酒呑童子は、倒されても、その強さのあまり語り継がれ忌み恐れられ、呪いとなった
倒す力ではなく封印する力に特化した一ノ瀬家はこの地下に強力な封印をした
その封印は年々弱まってきているが、補強をし、ずっとここに眠っている
子供が10歳を迎えるとここへ入れるようになり、封印を施す
これがこの家のしきたりだった
『ねぇ。ここで寝ているか、私の下僕となり外へ出るか。あなたたちはどっちがいい？』
古臭い御札を剥がす
そう簡単には解けないものだが、三月と五月の巨大な呪力と、私の呪力を使うとただの古い紙
封印を解き、そっと眼帯をとり呪いの姿を見る
『ふふ、ありがとう。一緒に来てくれるのね』
目が合うと、2人はそっと私と契約を結ぶ
素直に私の呪霊となってくれたので笑みをこぼす
『まぁ。なってくれなくても三月と五月で倒してから無理矢理にでもなってもらうんだけどね』
これで私は強くなった
私は強くなって、クソみたいな上層部を壊す
コロン、コロンとまた足音を鳴らし、家へと戻る
『これは魂の契約だ。取り消すことは出来ないと分かったのに結んでくれた』
恐らくこの瞳があるお陰だろう
『六眼よりも私はこの眼の方が好きかな』
そっと眼帯を付け直し、扉をあける
「封印はしっかりできたか？」
私は一応結界、封印はできるが
『…はい。バッチリ出来ました』
にっこりと笑い父を見る
封印しているのは4級の雑魚ですがね
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 317人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あんず(プロフ) - 更新ありがとうございます!!楽しみにしてました。これからも応援してます！ (2021年3月30日 23時) (
レス) id: f3f41a7a80 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 霊来さん初めまして、続きが楽しみにしてます。応援してます。 (2021年1月27日 14時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
苺 - すごく好きです！！今後の展開が楽しみです(^^)更新頑張ってください！応援してます。 (2020年11月14日 23時) (レス) id: b4b2a74632 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：霊来 | 作成日時：2020年10月3日 22時
