バレンタイン ページ33
「おう五条、チョコは要らねぇから煙草よこせや」
「ココ〇シガレットしかねぇわ」
「悟はもう椿からチョコ貰ったのかい？手作りの」
「椿は壊滅的に料理できねぇしチョコもあんま好きじゃねぇから貰わねぇ。てかバレンタインは本来男が贈るもんだから俺は毎年薔薇送ってるから良いんだよ！！！」
別に貰いてぇとか思ってねぇ！
「だからその薔薇ね…何本あるんだい？」
「108」
「「うわっ…」」
「本当は999本が良かったんだけどねぇって言われた」
「やばいねこれ…」
「ところで椿どこいるか知んねぇ？」
「知らない」
仕方ねぇから薔薇を持って椿の匂いがする方に行く
「椿〜！！Will you be my valentine？？！！」
「きゃっ、」
急に部屋に入り薔薇を守りながら抱きつくと椿が悲鳴をあげる
可愛い
『ちょっと、悟！』
椿はキッチンにいて、エプロンをつけていた
それだけでものすごくくるのにボウルの中にあったであろうクリームを全身に浴びている
これ、俺食べていいやつだよね？いただきます
「いやダメだろ俺………椿お菓子作ってたの？」
『硝子にあげようと思って作ってみてるんだけど…食べる？』
辺りを見ると食べ物とは思えない品物が転がっている
いくら椿の手作りとは言えこれは食べれるのか…
「はぁ？？いただきます！！」
そんな可愛く上目遣いで言われたら食べる以外ねぇだろ！！
「んぐっ、椿、これは……」
炭
『どうかしら？精一杯作ったの。黒くなっちゃったけれど。味はどう？私チョコ苦手だから食べてないの』
「めっちゃ美味いよ椿」
『本当？柚に食べさしたら倒れちゃったから心配してたのだけどこれなら行けそうね！硝子にあげてくるわ！』
「椿！この薔薇受け取れよ！！」
薔薇を持ちながら硝子たちの方へ向かう椿の後ろを着いていく
傑は受け取りはするだろうが硝子はぜってぇ嫌な顔してなんか言うだろ
そんなん絶てぇ許さねぇ
『硝子、傑。はい。ハッピーバレンタイン』
「…ありがとうね。」
「はは、椿。ありがと」
((後ろにいる190の奴の圧がすげぇ))
『……やっぱりお店のやつの方が良かったかしら。柚に聞いたら手作りの方が良いって言ってたのだけれど…』
「私はどちらでも良いけれど大変だろ？来年からは店のでいいよ」
「私も」
『分かったわ』
料理出来ねぇ椿も可愛いから許すけどこの薔薇は今年も受け取って貰えなかった
なんでだよ
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あんず(プロフ) - 更新ありがとうございます!!楽しみにしてました。これからも応援してます！ (2021年3月30日 23時) (
レス) id: f3f41a7a80 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 霊来さん初めまして、続きが楽しみにしてます。応援してます。 (2021年1月27日 14時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
苺 - すごく好きです！！今後の展開が楽しみです(^^)更新頑張ってください！応援してます。 (2020年11月14日 23時) (レス) id: b4b2a74632 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霊来 | 作成日時：2020年10月3日 22時
