弐拾伍 ページ31
「椿帰ってくんの遅くね？」
「なんか電話かかってきてからな。面倒臭いやつだろ」
「こんな時に大変だね」
帰りの電車の近くで待っているが中々帰ってこない椿に五条のイライラが溜まっていく
「もう無理椿が不足しすぎて死ぬ」
「…あ、もしかして悟くん？」
そこで話しかけてくるモブ
ご愁傷さま
「は？誰だよおめぇ」
「酷いな〜、小中一緒だったじゃん。それに私の事好きだったんでしょ？」
「…は？きも。近寄んなよ」
そろそろ五条が本気でこいつ殴りそうだなー(棒)
「どうして？だって書道の時間の好きな言葉で私の名前書いてくれてたじゃん」
「はぁ？まずお前誰だよ」
「私山里椿だよ。忘れたの？」
ヘラヘラ笑いながら答えるこいつ
あー、そういうことね
「…へー、お前椿と一緒の名前なんだ。名前一緒でも全然違うんだな。ケバケバしてて香水くせぇしそんな胸強調しねぇしまずサイズ盛らねぇし」
「…え？」
「お前と俺の嫁と名前が一緒とか無理なんだけど。名前変えてくんね？」
「何でそんなこと言うの悟くん！」
「悟くんとか言うなよ気色悪ぃ。さっさと消え失せてくんない？」
「おい五条」「こら悟」
いよいよ本格的に術式を使おうとする五条を2人で止める
『何これ、修羅場？』
「椿！！！！」
190近い男が身長165cmの椿に本気で抱きつく
いや、飛びつく？
案の定椿はその衝撃に耐えきれられず倒れる
『いった…何？この人誰？』
「知らねぇ。ねぇ椿こんな奴より俺に構って！」
倒れている椿を五条が起き上がらせるとそのまま抱きつき腰を落とし肩に顔を埋め匂いを嗅いでる
私ら何見せられてんだ？
なんかボソボソ聞こえるし
『悟重い、邪魔』
「ぜってーはなさねぇ」
2人の世界になっている間にそっとモブに話しかける
「もう諦めてどっか行きな。じゃないと本気で命危ねぇぞ」
「っ、だって…」
「私も諦めた方がいいと思うね」
「っっ！！」
モブは涙を溜めながら去っていった
五条、お前面倒臭いの多そうだな
『硝子、ごめんね。東京戻ったら直ぐ出かけるからお土産飲めないわ』
「じゃあその用事終わったらでいいよ」
「なぁ椿、電話の内容なんだったんだ？」
『……禅院家の双子の子が5歳になったみたいだから少し…ね』
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あんず(プロフ) - 更新ありがとうございます!!楽しみにしてました。これからも応援してます！ (2021年3月30日 23時) (
レス) id: f3f41a7a80 (このIDを非表示/違反報告)
プスメラ - 霊来さん初めまして、続きが楽しみにしてます。応援してます。 (2021年1月27日 14時) (レス) id: 8685377221 (このIDを非表示/違反報告)
苺 - すごく好きです！！今後の展開が楽しみです(^^)更新頑張ってください！応援してます。 (2020年11月14日 23時) (レス) id: b4b2a74632 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霊来 | 作成日時：2020年10月3日 22時
