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……………
時間はあっという間に過ぎていく。
けれど、私の時間はあの時のまま。
先生に
ヒーロー殺しが現れて、世間を騒がせて。
弔くんが彼を仲間にしようとして、怪我とかしちゃって。
新聞記事に大きく載ったヒーロー殺しに、弔くんがやきもちを妬いて。
ヒーロー殺しに惹かれたみんなが
楽しいことがいっぱいあったけど、私の『楽しい』は。
私の『いちばん』は先生だから、私の時間は動かない。
――まだかなぁ。
早く先生を殺したい。
早く、早く先生にキスがしたい。
「きっと、それは恋ですよ」
トガちゃんがちゅうちゅう、トマトジュースを飲みながらそう言った。
聞いて、先生。おともだちができたの。
趣味はあんまり合わないけど、私たち、おともだちなの。
「きっとAさんは、その『先生』に恋してるんです」
「やっぱり？ もしかしてそうかもって、思ってたんだぁ」
「好きなひとがいるって素敵ですねぇ。先輩と恋バナ、楽しいです。
女の子だもん。楽しいですね、恋バナ。楽しいです。
先生と生徒の禁断の恋なんて、何だか、あは、ロマンチックですねぇ」
かわいい、かわいい、私の後輩。
恋の話に目を輝かせながら、ほっぺに手を当ててる。
私も同じようにほっぺに手を当てて、先生のことを想います。
――禁断の恋？ 素敵な響き！
先生、先生。
私、きっとね、先生に逢いに行きます。
そうしたら、その時はね――…
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nawaka(プロフ) - こんばんは。ほほまるさんの文の書き方が秀逸で、展開もすごく気になります。設定も斬新で、数あるヒロアカ小説で一番好きです。更新頑張ってください！ (2018年2月16日 21時) (
レス) id: 4dd5c0ef44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほほまる | 作成日時：2017年12月7日 3時
