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先生が私を除籍したのは1年前。
私は雄英高校ヒーロー科の生徒だった。
クラスメイトと一緒に、素敵なヒーローを目指していた。
ヒーローらしくない個性だと言われたこともある。
けれど、 そんなの構わなかった。
その時の私は確かに、ヒーローという存在になりたかったんだから。
他人がどう思おうと、そんなの関係なかったのだ。
死体を操るのはまずいから、人形を持ち歩く。
人形を操り、戦ってもらう。
そうやって人形で戦うから、ヒーロー名は『マリオネッタガール』なんてどうだろう？
みんなの前でヒーロー名を発表したとき、ミッドナイト先生は嬉しそうに笑った。
「素敵な名前ね、Aさん。
きっと素晴らしいヒーローになれるわ！」
「ええ、私もそうなれるように頑張ります！」
そう答える私。
世界は眩しい煌めきに満ちていた。
そんな私たちの横で先生は、
寝袋に入って、転がっていた。
教室の賑わいが煩いと、
そう言いたげな眼差しで。
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nawaka(プロフ) - こんばんは。ほほまるさんの文の書き方が秀逸で、展開もすごく気になります。設定も斬新で、数あるヒロアカ小説で一番好きです。更新頑張ってください！ (2018年2月16日 21時) (
レス) id: 4dd5c0ef44 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほほまる | 作成日時：2017年12月7日 3時
