【SERVAMP】アイドルに囲まれて

7.仲良しな二人組 ページ9

部屋を出た途端、一気に疲れが出てきた。


面接って…こんなに疲れるものなのか。


『はぁ…』


私は近くのベンチに座って、マップを取り出そうとした。


すると誰かが近づいてきた。


？「…あんた、こんな所で何してんだ？」


？「もしかして、先程リリイが言っていた人物ではないかの？」


背が高く、青いピンをした男性。


その肩にはシルクハットを被った小さい男の子が乗っている。


『鉄君とヒュー君…！』


ヒュ「おっ？我が輩達を知っておるのか！」


鉄「嬉しいな、ヒュー」


千駄ヶ谷鉄。


14歳には見えないその体型と、天然さで注目されている男の子。


そしてヒュー=ザ=ダーク=アルジャーノン?世。


小さいのに物知りで、その可愛らしさで人気がある男の子。


そして、二人の仲良しぶりは「見ていて和む」と話題になっている。


ヒュ「で、お主は何をしておるのじゃ？」


『えっと、面接が終わったので帰ろうと…』


鉄「疲れてるのか？
それならほら、これ飲んでくれ」


鉄君は昆布茶の入った缶を私に差し出した。


『えっ…そんなっ…私は大丈夫だから』


鉄「遠慮するなよ。
これ、体にもいいからよ」


『あ、ありがとう…！』


ヒュ「鉄、そろそろ戻るのじゃ！
では、我が輩達は失礼するのじゃ」


鉄「おう。
じゃあまたな、Aの姉貴」


そう言って、二人は歩いていった。


『…ん？またな…？
しかも私の名前…！？』

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