【SERVAMP】アイドルに囲まれて

38.突然 ページ40

数日後、私は放課後そのまま事務所に向かった。


デスクに荷物を置いて楽屋に行くと、そこには鉄君とヒュー君が居た。


鉄「おう、Aの姉貴」


『こんにちはっ、早いね二人とも』


ヒュ「うむ！
今日は鉄の部活に休みだったのじゃ」


鉄君は中学校の書道部に所属している。


『そうなんだ！
えっと…今日のバラエティーの確認だけど…』


今日の予定はバラエティーの収録だ。


色んなコーナーに皆が出演することになっている。


するとリヒト君とロウレスがやって来た。


ロ「どーもっス！」


リ「今日は動物さんと触れ合えるんだろ？
おい、動物さんはどこだ」


『もう少しで会えるよリヒト君♪』


私は微笑みながら答えた。


リヒト君は本当に動物大好きなんだから…


それから皆が集まってきて、収録の時間が近付いた。


露「…Aさん、これをスタジオに持っていってください」


『はいっ』


私はスタジオまで機材を運びに行った。


『えっと…ここに置けばいいかな…』


機材を置いて、スタジオを後にした。


再び楽屋に戻ろうとした。


その時だった。


？「…ねえ、君」


後ろから突然声がした。


私は驚いて振り返った。


そこにいたのは…


黒髪で着物を着た男性だった。

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