【SERVAMP】アイドルに囲まれて

30.手伝い ページ32

国「…で、君はこんなに早く来て何してるの？」


『あっ…えっと…皆が来る前に、掃除しておこうかなと…』


国「そっか〜ありがとうね。
そうだ、俺も手伝うよ？」


『い、いいですよっ…こういうのは私の仕事ですし…』


しかし御国さんは私の横に立てておいたモップを手に取った。


『…！』


国「君、ずっとやっててくれたんでしょ？
ならもう少し休みなよ」


『で、でも…』


国「それに…朝からこんなに体力を使ったらこの後の仕事、持たなくなるよ？」


『御国さん…』


国「さあ、Aちゃんはそのまま休んでて？」


そう言うと、御国さんは床を拭き始めた。


するとジェジェも鏡用のスプレーと雑巾を持って…


ジェ「……俺も…手伝う……」


『ジェジェまで…！
そんな、いいのに…』


彼らはアイドルなのに…何だか申し訳無い。


私はお茶をもう一口飲み、雑巾を持った。


ジェ「…まだ……休んでていい……」


『いや、もう大丈夫だからやるよ！
それに鏡もかなり大きいしね…』


鏡も床に負けないくらい大きかった。


もしかして、練習室の掃除が一番キツいのかもしれないな…


私はスプレーをかけて、雑巾で拭いていった。


国「ははっ、Aちゃんは元気だね〜アベル？」

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