【SERVAMP】アイドルに囲まれて

24.勇気 ページ26

真「やっぱりマネージャーの仕事は大変だから…
なかなか人が集まらなかったんだよな」


『でも…こんなに有名な事務所なのに…』


逆に不思議だ。


私のようにアイドルが好きな人はたくさんいるはず…


倍率とか…もっと高くてもおかしくない。


ク「まぁ…皆それぞれ忙しいんじゃねえのか…」


園「そうだな。
それに…マネージャーというのは、かなりハードな役目だからな」


リ「中途半端な気持ちで応募されても嬉しくない…からな。
本当にやりたいヤツが来なければ意味がない」


露「…その通りですよ」


『…露木さん！』


気が付くと側に露木さんが来ていた。


露「忘れ物を取りに来たのですが…
皆さんの話し声が聞こえて」


露木さんは一瞬眼鏡を整えて言った。


露「Aさん、貴方にはそれだけ気持ちがあるということが…電話だけでもう解りました」


『…じゃあ何でわざわざ面接を…？』


露「一応はしないといけない決まりがあるので。
正式にマネージャーにするために行ったまでですよ」


『そ…そうだったんですか…すごくびっくりしました…』


真「…だからAって本当にすごいなって、俺らの間で噂になってたんだよ」


『…そんな、私は全然…』


露「そうでなければ、貴方はここに居ませんよ。
自信を持って、これからもよろしくお願いしますね」


『…はい！』


私は固く決心した。


私はここで、マネージャーとして働くんだって。

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