【SERVAMP】アイドルに囲まれて

15.夢の空間 ページ17

私は椅子に腰掛け、資料を読み始めた。


そこには多くの情報が書かれていた。


『…へ〜真昼君は厚焼き玉子を作るのが得意なんだ…
…って、すごく細かいなぁこの資料！』


何とその人の好きなものから嫌いなものまで…それから趣味や身長まで書かれてあるのだ。


私の知らない情報が多くて、すっかり読み込んでしまった。


意外なことまで知れて、私は満足だった。


『…まだ情報誌とかに出てないこととか、かなり貴重だな〜』


するとノックが聞こえた。


露「Aさん、俺に付いてきてください。
楽屋まで案内します」


『…はい！』


ああ、遂に皆に会えるんだ…！


生のアイドルを、目の前で見られるなんて。


私は胸を弾ませながら露木さんの後を進んだ。


そして楽屋に着くと、露木さんはノックして声を掛けた。


露「皆さん、失礼します」


するとそこには…


「あっ、君が新しいマネージャーっスか？」


「何だ、お前が新人の天使見習いか」


「天使のアニキ、天使見習いってなんだ？」


「うむ、あまり気にするでない鉄よ」


「向き合えねー…」


「おいクロ、寝ようとするな！」


「やっと来たようだな」


「ふふっ、また会いましたね♪」


何と8人ものアイドルがそこに居た…


もうここは私にとって夢の空間だった。

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