沈んだ心の色は【MIU404】 (ページ10)

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7-10:あと5年ページ10

〈丸被と思われる青いジャンパーを発見！中町通りを西に向かって逃走中！〉

そうして先回りして大熊を囲う

陣馬「…諦めろ」

大熊「しつけぇんだよ…！」

大熊は床屋のハサミを持って陣馬さんに殴りかかりハサミがかすり陣馬さんの頬が切れた

陣馬「っ…銃刀法傷害罪…手加減すんな」

伊吹「あいよ」

私達は警棒を伸ばし構える

伊吹「逃げてもいいことないよ？」

大熊「あと1ヶ月と22日…捕まってたまるか！」

志摩「1ヶ月と22日と、5年」

大熊「あ？」

『強盗致傷の時効は10年じゃない15年…平成16年に改正されてる』

伊吹「古い情報を見てたんだな…ざんねん」

陣馬「投降しろ…大熊!!」

大熊「だったら何年でも逃げてやるよ!!!!」

大熊はハサミを落とし服から警棒的なものを取り出した

陣馬さんが大熊にタックルしその隙を3人でいく

『っ4人がかりでこれかい』

大熊は器用に1人で応戦し持ちこたえていた

警棒を使うこちらと上手いこと戦っていた

すると大熊は女ということで私を狙ったのか私の方に向かってきた

『！』

大熊「くたばれ！」

しかしどうであっても警察である以上基本の柔道とかはできる為何とか持ちこたえる

志摩「伊央、大丈夫か」

『一応、！』

そうして3人で応戦していると流石に隙が生まれ

『よっ！』

私は大熊の凶器を蹴飛ばした

志摩「伊吹！」

伊吹と志摩で抑え込もうとしたが素手でも強くまた暴れだしたところで陣馬さんがタックルし無事に押さえ込んだ

伊吹「おら大熊落ち着け！」

志摩「陣馬さん」

陣馬「16時35分、強盗、銃刀法傷害及び、自転車強奪の容疑で逮捕する!!」

『健さんの殺害と杉並区の強盗致傷の件はまた別だ』

伊吹「お前が強ぇことはよくわかった」