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7-8:10年という歳月 ページ8
急いで管理人とトランクルームの契約者を確認すると48番が同じく山中誠二名義で借りられていた
48番のトランクルームを開けると
壁にはびっしりと正の字
志摩「事件からの日付…ここで時効を待ってたんだな」
伊吹「ここで10年…」
床には顔が真っ黒で塗りつぶされ破かれた雑誌
伊吹「……なぁ2人とも、10年あったら何ができるかな」
志摩「んー英語がペラペラになれそうだな」
伊吹「うん」
『プロの料理人』
伊吹「イける」
志摩「世界中の刑事ドラマを全部見る!」
伊吹「いいね」
『世界1周旅行とか?』
伊吹「行ってみたいねぇ」
『なんでも出来そうですね…』
伊吹「俺が交番に飛ばされて機捜に呼ばれるまでが10年…10年間誰かを恨んだり、腐ったりしないで…本当に良かった……俺はラッキーだったなぁ……大熊の不幸は、ここで10年間1歩も動かず誰にも見つからなかったことだ………さっさととっ捕まえようぜ!」
『…そうだね』
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作者名:翠春 | 作成日時:2024年3月2日 17時