7-6:きんぴら ページ6
倉田「健さん…殺されたんですか…？」
伊吹「いやまだわかんない」
志摩「何か心当たりが？」
倉田「いえ、健さんは…私よりずっと前から寝泊まりしてて…"このままこの生活から抜け出せないのなら…死んでるのと同じだ"…そう言ってました、私もねそう思います…なんでここにいるんだろう…いらないものを置いておく…この箱の中でただ長らえて…意味があるんだろうかって」
伊吹「いやそんなこと言うなよ」
清瀬「意味とか言い出したらさ、この世のほとんど意味なんてないよ、私がコスプレで歌ってんのも好きでやってるだけ、意味なんてない」
スゥ「つか、ここにいらないものなんて置いてないよね」
モア「宝物、置いてあります」
倉田「宝物…」
志摩「なんにせよ、健さんは健さん、あなたとは別の人間です…」
『健さんが亡くなったのは一昨日の夜…隣なのに気付かなかったんですか？』
倉田「毎日会ってた訳じゃないし…」
伊吹「んー例えば…音を聞いたとか？あとー？そーだな…」
倉田「そういえば、きんぴらが……」
『きんぴら？』
倉田「きんぴらが騒ぐの珍しいなって」
清瀬「あ、怪我してんのかと思ったけど…この血」
志摩「犯人を引っ掻いた！」
伊吹「え、てことは…他殺！？」
『きんぴらを鑑識に！』
伊吹「ねぇ鑑識さーん！きんぴらの爪切って！」
清瀬「危ないので！私が切ります！」
伊吹「あ！メロンパン！あー！持っていきやがった！」
女の子達はそのままついて行きメロンパンも取っていった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：翠春 | 作成日時：2024年3月2日 17時
