8-22:刑事だった自分を捨てても ページ34
蒲郡「堀内は許してくれと何度も叫んだ…俺は何度も答えた…"許さない、許さない…俺は許さない…刑事だった自分を捨てても俺は許さない"」
『!』
伊吹「俺は、ガマさんがいたから刑事になった……ガマさんみたいな刑事になりたかった……いや、なるんだよ…!定年まで勤めあげてさ、俺みたいな奴らを真っ直ぐな道に戻してやり直して!…誰でもやり直せるってガマさんが教えてくれたじゃん俺に!!」
蒲郡「……」
伊吹「俺は……どこで止められた…?いつならガマ止められた…?どうすれば良かった…?…ねぇっガマさんっ!!」
蒲郡「志摩君、藤尾さん…他の刑事さんもいますね?聞いてますね?逃げも隠れもしない…堀内を殺したのは俺だ!これは自首ではない!逮捕しろ!!早いとこ死刑にしてくれ!」
伊吹「ねぇっ…ねぇガマさんっ…」
蒲郡「俺のような人間を収監していつまでも飯を食わせるなんて税金の無駄だ」
刈谷の突入の合図で刑事達が乗り込んだ
蒲郡「同じ場所に行けなくて……ごめんな」
伊吹「ねぇっ…ガマさん…」
蒲郡「殺害現場は風呂場、凶器は洗面所の戸棚、勝手に調べてくれ」
伊吹「ガマさんっ…」
刈谷「…蒲郡慈生、17時13分…堀内伸也の殺害及び、死体遺棄で逮捕する」
伊吹「ねぇガマさん!!ガマさんっ!!」
そうしてガマさんに手錠がかけられた
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作者名:翠春 | 作成日時:2024年3月2日 17時