7-4:隣にも住人 ページ4
早速隣の部屋を調べることに
伊吹「んー…もういないじゃん!」
3人で探してもすぐには出てこなかった
伊吹「もー…気のせいか…?……にゃんつって」
へへっと笑い伊吹さんが衣装ケースを開けると中年の男性が出てきた
伊吹「お前が殺したのか?」
「してないしてないしてない!」
「乱暴はやめてください!」
伊吹「今からちゃんと話すの!はい、座って座って」
『殺してないんですね?』
志摩「隣の人とは知り合いですか?」
「いやっ!」
伊吹「隣の部屋に入ったことは?」
「いやいやいや…」
『隣の人と話したことは?』
「いやいやいや…」
伊吹「……おじさん俺はね?大抵のことは信じるようにしてますだけどね?バレバレの嘘はダメだわァ…」
志摩「猫の毛、隣の部屋のと同じ」
『猫のおやつもここに』
伊吹「はい猫じゃらしはっけーん!証拠がこんだけ上がってんだ正直に言え!お前と……猫との関係は!」
志摩「……いや、いやちがちが隣の人との関係」
伊吹「お前と、隣の人との関係は」
「倉田さん!不用意に話さない方がいい!恫喝して怯えさせ!警察に有利な証言を引き出しやってもない殺人の罪を着せる!」
伊吹「つか誰?」
「通りすがりの一般人」
伊吹「いやそんな通りすがり居ないでしょ〜!?」
志摩「ずっと気になってたんですよね……あなたのその服…猫の毛…ここにも…しかもあなたはここにこの人がいた事を知っていた」
『通りすがりの共犯者?』
倉田「いや私は何も…」
志摩「場合によっては2人とも署に来てもらうことになりますけど」
「……関わりたくなかったけど…仕方ない…私はこういうものです」
取り出して渡してきた名刺には清瀬十三と
『十三?』
伊吹「え?十三…?」
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作者名:翠春 | 作成日時:2024年3月2日 17時