沈んだ心の色は【MIU404】 (ページ29)

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8-17:ガマさんだけはページ29

志摩「下心込みのハムちゃんはともかく…ガマさんは他人だろ」

伊吹「んー？他人じゃねぇよ…俺の恩人」

志摩「あー誰も信じてくれなかった時に信じてくれたって奴？」

『そうなんだ…』

伊吹「茨城で学生の時…ウチさぁ貧乏で何かあると疑われるし､隙見せると舐められるから学校でも外でも毎日オラオラオラオラしてた訳"負けねぇぞ〜"って」

『今とあんまり変化なくない？』

伊吹「全然ちげーよ！…腐ってた…ちょー腐ってた……喧嘩ふっかけられてやり返したら補導されて…俺の所為かよって……まぁでもガマさんに出会って…その内俺も、刑事になってみようかなって……ま、担任はバカにしたけどガマさんだけは"お前ならなれる、向いてる"って初めて道が見つかった…」

このことから伊吹にとってガマさんは本当に恩人なんだと心から伝わる

伊吹「ま、ガマさんが居なきゃ俺はチンピラになって〜？ヤクザにでもなって〜？志摩と伊央ちゃんに逮捕されてたな〜？？」

『まぁそうだろうね…伊吹のチンピラとかすっごいオラオラしてそう!』

伊吹「も〜伊央ちゃん!」