7-3:7番の幽霊 ページ3
私は伊吹と一緒に女の子達の聴取をすることに
「で、何があったんですか!?」
伊吹「色々な?色々」
「私達、ここに荷物を取りに来たんです…そしたら悲鳴が聞こえて…7番の部屋ですよね!」
「私達見た!」
『何を?』
「「幽霊!!」」
『幽霊??』
伊吹「んー?」
「ホントのホント!」
伊吹「おっけおっけ〜じゃあ住所と名前は?」
そう聞いてみるも答えない
伊吹「おっけ?じゃあ名前は?」
「スゥメタルです!!」
「モアメタルです!!」
伊吹「伊吹メタルです!!」
『ノるなノるな』
伊吹「いやてか本名じゃないでしょそれ」
『本名答えて貰わないと困るんだよねぇ』
伊吹はとうとう匙を投げ志摩に助けを求めた
伊吹「志摩志摩しましま、もう全然話にならないあの子達ネットカフェに泊まってる家出少女なんだけど本名教えてくんない話さない心折れそうマジで」
「ねぇ刑事さんお腹空いた!帰っていい?」
伊吹「いやダメでしょ!?」
「えーもう疲れたー!」
志摩「はい、どーぞ」
志摩さんはメロンパンを差し出した
伊吹「メロンパン楽しみにしてたのに!」
志摩「また頼め」
伊吹「いつ頼むんだよ」
「ねぇなんなの?警察こそ情報を開示してください」
「幽霊…幽霊だ!」
志摩「幽霊?」
『7番の前で見たんですって』
するとコスプレイヤーは部屋の方を見つめていた
志摩「…もしかしてあなた何か知ってる?」
伊吹「あ!わかった!!」
『え?』
伊吹「謎の気配の正体…部屋になんかあんのかなぁと思ったけど……隣だ」
『隣?』
そうして伊吹が手袋をして扉の前で
伊吹「いるな、何かがいる…」
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作者名:翠春 | 作成日時:2024年3月2日 17時