沈んだ心の色は【MIU404】

8-2:全部お前の所為だ!! ページ14

それから2ヶ月




私達はメロンパン号に乗りゆたの通学を見守っていた




伊吹「引越し、夏休み前で良かったよなぁ…夏休み丸々新しい友達と遊んでからの二学期。休みの後だったらあの輪に入っていけなかった」




志摩「裏を返せば2ヶ月経ってもエトリに繋がる糸口は見つかってない…なんの解決にも至ってない」






伊吹「志摩達が業者から目を離したのは俺が電話したからでもあるんだから共同責任だ」



『いや…私は電話が気になったっていう好奇心だから私が悪い…』



志摩「その電話はお前が香坂の件を調べてたからで香坂の件は俺の問題なんだから責任は俺に帰着するんだよ」





伊吹「帰着？」




志摩「帰ってきて着地する、つまり」


伊吹「難しい言葉でウジウジウジウジ言うなよ!!だったらこの世の全てお前の所為でいいよ!!」





志摩「なんでだよ!!」





伊吹「夏が暑いのも!!メロンパン号に虫が集るのも!!全部全部志摩の所為だ!!!!」




志摩「虫が集るのは緑色の所為だ」



伊吹「緑色も志摩の所為!!」




志摩「メロンパンだから緑色なんだよ」


伊吹「メロンパンは黄色ですぅ〜」



志摩「高級なのは緑色ですぅ〜!!!!」


『しょうもない……』




志摩「なんでメロンパンで喧嘩してんだよ…」



伊吹「楽しいねぇ〜!」






そこで通報が入った




〈警視庁から各局、八王子南署管内、人の遺体のようなものを発見したと110番入電中｡〉




『遺体…？』




〈現状は中山町946、近い局どうぞ〉




伊吹「えー機捜404中尾北町から向かいます、どうぞ」





〈警視庁了解〉

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