田中さんちの息子さん (ページ6)

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竜清「四十三話ですよ」ページ6

竜清が消えてすぐのお話

潔子「うそ…竜清が…」

龍之介「なんでだ!?だって過去に来てたのは花陽だけって…」

潔子「……ホントにタイムパラドックス補正かかってた…？」

龍之介「えっ!?なんの話!?」

潔子「さっき竜清と話してて本当は竜清達は過去に来てたけど記憶が無くなってるんじゃないかって話…」

龍之介「……割と有り得そう…」

潔子「とりあえず電話かけようかしらね」

龍之介「ん？でも竜清のスマホならそこに……」

潔子「……」

龍之介「……」

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翔陽「それでウチに…」

潔子「ごめんね日向」

龍之介「頼む日向!!お前が頼りなんだ!!」

仁花「それにしても竜清君だけスマホ持っていけなかったなんて…」

潔子「多分花陽ちゃんは過去に行く時にスマホ持ってたんだろうけど…竜清はたまたま持って無かったんだよね」

翔陽「それで…とりあえず電話かければ大丈夫ですか？」

龍之介「頼む!!」

翔陽「まぁ大丈夫ですけど……」

そうして電話をかける

翔陽「あ、もしとし？花陽？」

花陽《父さん!!》

翔陽「今、田中さん来て内容聞いたら竜清君が穴に吸い込まれたらしいじゃん？」

花陽《あーーー…》

翔陽「だからもしかして竜清君も過去に来てるんじゃないかなって」

花陽《あー来てるけど？》

翔陽「お？マジ？じゃあ竜清君の方から田中さん達に電話するように言っといて」

花陽《はーい》

そしてピッと電話を切る

龍之介「助かったぜ日向!!」

翔陽「全然大丈夫ですよ」

潔子「ねぇ日向…最後に電話するように言っといてって言ったけどさ…」

仁花「…竜清君、スマホ持ってないんじゃなかった…？」

龍之介「……」

翔陽「……」

「「あぁぁぁぁぁぁ!!」」