21話 ページ22
−鈴side−
よし、乗り込む準備は出来た。
何かキヨマサと弱々君がタイマンし始めてるしもう少し待つか。
左手刺されてカワイソーに。貫通して痛そーだな。
ドラケンまだ意識あんな。しぶと。
あ、噛み付いた。
吹き出しそうになったの必死に抑えたオレは偉い。
それにしても弱々君意外と諦め悪くて面白ぇ。キヨマサには勝てそーだな。
花垣「マイキー君になれなくたっていいっ!!オレはッ!!花垣武道だ!!!」
「離せゴラアア!!」
龍宮寺「絶対離すなタケミっち!!」
花垣「うおおお!!!うらあああああ!!!」
ドサッ
『(おー、勝った)』
「気ィ済んだ?いい冥土の土産が出来たじゃん!」
花垣「ヒナ、エマちゃんと逃げて」
橘「タケミチ君、、」
花垣「オレらだけならなんとかなるから。頼む!」
橘「、、、うん!」
ナイス、弱々君。じゃなくて花垣か。自己紹介どーも。
もうすぐ救急車とか警察も来るよな。
ここでコイツらにドラケンがやられてもやられなくてもどっちでもいーけど、強い奴は残ってた方が面白ぇ。
全身真っ黒の奴が助けてやるよ。
不良が不審者に助けてもらうってウケるだろ?
ザッ、
「あ?ンだテメェ!」
ゴッ!!ガッ!!ドゴッ!!
花垣・龍宮寺「!?」
『平気?』
花垣「え、あ、ありがとうございます、、?」
龍宮寺「誰だ、アンタ」
『もうすぐ関東最凶の暴走族連合が誕生する。名前は"芭流覇羅"。東卍とぶつかるよ、必ずね』
花垣「何言って、」
『花垣武道、だっけ?』
ポン
花垣「?」
『またね』ニコ
次はオレも参戦すっからな。今から楽しみだ。
とりあえず稀咲にはメールで報告するか。半間にも連絡しねーと。
いやぁ、まさか稀咲の計画が失敗するとはな。面白ぇ事この上ねーな。
サイレンの音近くなってきたし、刺されてからそんなに時間も経ってねぇ。
このペースなら助かんだろ。
『半間、今どこいんの?』
半間【稀咲ンとこ〜。ネコちゃんこそどこいんの?】
『ドラケンがどうなるか見てた。もう帰る』
半間【へぇ、死んだ?】
『まだ分かんねー』
稀咲【分かったら連絡くれ】
『りょーかい』
さてと。
簡単に触れさせたらダメだって事、次会ったら花垣に教えてやらねーとな。
ジ、ジジッ
【呼吸30、脈拍127!!】
【大丈夫なんですか!?】
【かなり危険な状態だ!】
『うん、ちゃんと聞こえるな』
▼
263人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:翡翠 | 作成日時:2021年8月6日 10時