19話 ページ20
−鈴side−
──2005年8月3日
『たこ焼き、焼きそば、箸巻き、フライドポテト、焼き鳥、唐揚げ。食いすぎじゃね?』
半間「ほーあ?」
『食い終わってから話せ』
半間「ん、、、ネコちゃんは甘いもんばっか食ってんな。クレープ、チョコバナナ、たい焼きカスタード、フルーツ飴」
『飯食ってきたからデザート』
半間「たい焼き一口ちょーだい♡」
『ん』
半間「あー、、む。ん〜、、、やっぱオレ甘いのあんま好きじゃね〜」
『食っといて文句言ってんじゃねぇ』
半間「あは〜♡」
ドラケン狩りの実行日。まだ時間あるからって祭りを楽しんでる。
東卍の奴に出くわしたらどーする気だろ。
まぁ、顔バレしてないだろーしオレら特服着てねーから大丈夫か。
もう少ししたらペーやん君がドラケンを襲うはず。
愛美愛主の奴らがリンチにするはずだけど、アイツら弱いからなぁ。
失敗する事は予想しての計画だけど。
アイツらがミスっても抗争に持ち込めばいい。次はキヨマサがドラケンを襲う。
抗争に乗じてやればドラケンが刺された事に気付くのは遅れるはず。
これで終わるって考えたら案外呆気ねーもんだな。
『うわ、雨だ』
半間「だりぃ、、木の下行こーぜネコちゃん」
『たい焼き濡れた、、、』
半間「食わねーならオレが食うぜ?」
『いい、食べる』
半間「ばはっ♡」
prrrrrr.prrrrrr.prrrrrr.
『あ、稀咲だ』
半間「オレ出る〜♡」
『ほい』
半間「あ、稀咲ぃ?オレオレ〜♡ふざけてねーって♡ンで何?、、、あは、やっぱ?おー、じゃあ行って来るわ」
『稀咲何て?』
半間「ペーやんがしくじったってよ。だからオレらの出番ってワケ♡だりぃけど稀咲の命令だからな〜」
『じゃあ予定どーりにな』
半間「ネコちゃんも来ればいーのに」
『目立ちたくねーんだよ』
半間「そ。また後でなネコちゃん♡」
『おー』
半間とは逆方向に向かう。
一緒に向かったらオレが半間の仲間だってバレるからな。
祭りの間に覚えられてたら意味ねーか。
あー、雨ウザ。天気予報見てくりゃ良かった。
稀咲は次の作戦でも考えてんだろーな。
どーなるか楽しみだな。
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雨の中だだっ広い駐車場に東卍が集まって半間も出てきて抗争開始。
木の陰からドラケンの位置を把握しながら全体の動きを見る。
ンで、一人だけ様子がおかしい奴を見つけた。
『アイツ、どっかで、、、』
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作者名:翡翠 | 作成日時:2021年8月6日 10時