24話 ページ43
えむ「あ!今回のショーは1位だっ!1位だよ寧々ちゃん!」
寧々「え…えっ!?それ、本当!?」
A『うん!ほんと!1位だ!すごいよ寧々〜!!』
寧々「…う、うそ…!」
司「いよーしっっ!!まあ、当然の結果だな!あんなキンキラしたステージのショーに負ける我々ではないっ!」
司くんの大きな声がワンダーステージに響き渡った。
類「まだ総合得点では負けているけれど…優勝は射程圏内だ。結果は、最終決戦で決まるというわけだね」
A『そういうことになるね…!少しずつ近づいてきてるよ!!』
寧々「あ、あの…」
寧々は私達をみながら少し恥ずかしそうに顔をふせた。
寧々「みんな…ありがとう……みんなのおかげで、昔みたいに、思いっきり歌えるようになれたの。なんだか…ちょっとはやいクリスマスプレゼントをもらったみたいな気分だな」
類「…フフ。それなら、僕らももうもらっているよ。ねえ司くん?」
司「ああ、そうだな!」
A『こんなに楽しそうに笑ってくれる寧々を見れたことが私達へのクリスマスプレゼント…かな』
えむ「うんうん!こんなにニッコリ笑ってる寧々ちゃん、初めて見れたよ〜!」
寧々はそう聞くとあ…。えへへ…と可愛いく笑った。
えむ「じゃあみんな、プレゼント貰えたってことだから─今日があたし達のクリスマスだねっ♪」
寧々「ふふ、そうだね」
司「よし!このあとはミク達への報告もかねて、セカイでクリスマスパーティをするのはどうだ?」
えむ「お〜!司くん天才だねっ!あたし、ケーキいっぱい食べたーい♪」
A『そうだね!それに今回はメイコさんにもお世話になってるし、ケーキ持っていこっか!』
類「そうと決まれば早速用意しなくてはね。この降雪機は持って行けるかな?」
寧々「ふふ。ショーで雪が降ったらミク達も喜んでくれるかもね」
A『結局また類くんだけ大荷物なんだね』
私がくすくす笑うと寧々もふふ。っと笑って
寧々「それじゃあ─行こう、みんな!」
と歩き出した。
A『(…寧々が壁を乗り越えた……私も……いつか)』
私はそんなことを考えながらみんなの後を追ってセカイへと入っていった。
聖なる夜に、この歌声を【完】
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作者名:ゆう | 作成日時:2022年1月13日 18時