18話 ページ37
司「ぬわっ!また出てきただと!?」
A『も、もしかしてMEIKOさん!?』
MEIKO「はじめまして!私メイコよ!ついこのあいだセカイに来たから、みんなとクリスマスショーをやろうと思って誘いにきたの」
えむ「あっ!ミクちゃんが言ってた『新しいメンバー』って………」
ミク「うんっ!メイコのことだよ!急に出てくるからびっくりしちゃった〜!」
ミクちゃんの言葉にメイコさんはクスクス笑った。
MEIKO「ミクから元気のない子がいるって聞いちゃったからついね。落ち込んでる時こそショーでしょう?だから私達のクリスマスショーで、パーっと元気づけてあげようと思って♪それで、その子はどこにいるのかしら?」
A『あ…それが…』
と、私が答えようとしたとき、後ろからおはよう、遅くなってごめん。と寧々の声が聞こえてきた。
えむ「あ、寧々ちゃん!」
A『寧々!』
司「遅いぞ、寧々!…調子はどうだ?」
類「………」
寧々「……ごめん」
寧々はぽろっと小さくごめんと零した。
A『(…やっぱり寧々……)』
私が諦めかけていたとき、寧々の声で心配かけて、ごめん。と聞こえてきた。
寧々「もう大丈夫。朝から練習して、万全にしてきたから─今なら歌えるよ。昔みたいに、思いっきり」
その声にみんなの顔が明るくなった。
えむ「……うんっ!!寧々ちゃんなら絶対歌えるよ!」
司「フッ。うちの歌姫ならば、それぐらいはできてもらわないとな」
A『寧々〜…!よく頑張ったねっ…!』
類「フフ」
その様子を見てメイコさんはまたくすくす笑った。
MEIKO「あらあら、私達がはげまさなくても、大丈夫だったみたいね?」
寧々「え?えっと、あなたは…メイコ?」
MEIKO「ええ。でも、私のことは気にしないで大丈夫よ。今はあなた─寧々ちゃんが元気になったことが1番大事なことなんだから!」
127人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ゆう | 作成日時:2022年1月13日 18時