Fischer'sの女の子 (ページ6)

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水着美女？ページ6

※メイン
※A視点

ン「ついにこの日が来ましたね」

シ「うん」

オープニングをとる2人。

ここは海。

涼しいし、波の音も気持ちがいい。

シルクのアホな思いつきによって企画された、

『渚を走る女性と「あのシーン」』のせいで水

着を買わされ、着せられ、不本意ながら撮影が

進んでいる。

誕生日のプレゼントな、って言ったら本気にし

やがった･･･。

少し離れたところで歌を歌うシルクを横目に、

集まってくれた女性陣と話していた。

「ご協力ありがとうございます･･･」

女「いやいやっ！Fischer's大好きなんで！」

女「でもAちゃんの水着可愛い！！」

「え？あ、いやいやそんな･･･」

女「かわいいですよぉ！！」

少し押され気味だが、コミュニケーションはとれてるはず。

あぁ。

こんな姿、ネットに晒したら変に加工されそう

で嫌だよ･･･。

シ「A〜！お前も俺に追いかけられるよな？」

「･･････」

やだ。

マ「心の声が聞こえるww」

察してくれた！マサイ！

「だよね、はい、カメラもつよォ」

シルクのカメラを奪い取る。

あ、カメラ回ってるし。

シ「マジカヨー･･･ま、いっか。Aがヤならさー！」

ン「じゃあ皆さん行きましょう〜！」

よし、セーフ。

いつもなら身体張ったこと出来んだけどさ。

マサイが察してくれたことに感謝だよ。

なんやかんやで撮影を終え、海を楽しむメンバー。

私は水着の上からワンピースを簡単に着て浜辺

を撮るマサイとブラブラしていた。

「ありがとうね、マサイ。私が参加するの嫌なの察してくれて」

マ「────から」

え？なんか言ったのかな･･･？

顔を覗き込むと、赤い。

マ「あんなの俺らが見れば十分だから」

「･･･へ」

なんだそれ、公害ってことか？

「ふーん･･･そっかそっか」

マサイは優しいもんな〜。

パシャリ、と音が鳴って振り向く。

レンズに映っているのはきっと私。

「もーなんだよー」

マ「鈍感ばかだなぁって思ってさ」

「はー！？」

今度はリアルに渚で追いかけっこ。

ただし、女の私が追いかけるほうだけどね。

「まて、こら、マサイー！･･･うおっ」

すってーんと転ぶ私。

砂だから痛くないけど、なんか悲しい。

マ「ほら、ばーか」

そう言って手を差し出すマサイ。

なんだよ。

イケメンかよ。

────