もしも彼氏だったら2 ページ13
※マサイ視点
※マサイがAの彼氏だったら
「ねぇ」
ここは布団の中。
昨夜のアレのあと。
朝起きるのが早いAに起こされた。
マ「･･･なに」
ちらりと横目で見る。
日差しがAの白い肌にかかって美しく光っていた。
髪が揺れて、つい目で追ってしまう。
「んー･･･なんにもないけど･･･」
そう言って密着してくる。
朝から･･･。
自覚してたらほんとに悪魔だぞ。
マ「･･･今日、どっか買い物行く？」
気を逸らすためにそう言ったらバッと離れた。
「渋谷！」
マ「行こっか」
荷物持ちになるの確定だけどまあいい。
子供みたいに無邪気な笑顔でガバッと起き上がった。
マ「ちょ、」
素っ裸で丸見えなんだけど･･･！！
「あ･･･」
自爆してるし。
「ふ、服着替えてくる！」
小走りで寝室を出ていく。
ほんと、無防備過ぎて心配になることあるけど
そこもまた可愛いところなんだよな。
俺も着替えるか。
渋谷、１０９。
人多すぎて流石に変装。
付き合ってるのは公開してるからそのへん問題
ないんだけど、集まってきたら困るし。
「マサイマサイ！あっちのお店行っていい？」
楽しそうに指さす。
マ「うん」
俺もそっちの方気になってたし･･･。
うわぁ、お洒落な店だな･･･。
「ねえ、あの、その･･･」
なんか俯いて口を噤んでる。
なんだろ･･･？
マ「どうしたの」
「ペアルック着たい！」
マ「へ？」
そんなことか･･･。
ペアルックとか、来たことないしな･･･。
「ダメ？」
こんな時に上目遣いはずるい。
いや、別に嫌なわけじゃないしむしろ良い。
マ「いいよ、どれにする？」
それからAは顔をキラキラさせながら服を選ぶ。
俺はA程のセンスはないから黙って後ろか
ら見てるだけ。
「おお･･･これいいなぁ･･･ねえ、どう？」
そう言って某遊園地の鼠キャラクターがプリン
トアウトされているパーカーを手に取った。
マ「いいと思うよAに似合ってる」
「え、え、私に似合う？マサイにも似合うと思うけどな！」
照れてる。
可愛いなぁ。
「はい、マサイのサイズって･･･Ｌ？」
マ「うん。Aは･･･」
「Ｍでいいかな」
今日は結構楽しかった。
Aとゆっくりデートなんて久しぶりだし。
「またどっか出かけよーね！」
マ「おう」
────
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 322人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：もちもち x他1人 | 作成日時：2018年3月14日 17時
