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Aside
プリントの丸つけも終わり
幼なじみとトコトコ帰宅中。
ずっとペンを握っていたせいか手が痛い
やっぱりヒーロー科と普通科をもつのは正直キツイ
「今日…」と突然放ったかっちゃんの言葉。
急なことで戸惑いながらも「ん？」と短く返事をすると
「なんでアイツと話してたんだよ」と。
「……は？」
アイツって………誰？？
「あのアホ面」
「え？」
「だから上鳴のヤローだっつてんだろ!!」とキレた彼
上鳴君…？
「あー今日、教科書貸したんだっけ？」
今日の授業で教科書を忘れた上鳴君に私のを貸したことを思い出した
そういえば……授業終わりに返しに来た上鳴君と少し話したかも
あの子、ちょっとチャラい人だけど意外とイイヤツなんだよねー
「で、それがどうしたのよ？」と聞いてみても
当の本人はというと下を向いてうつむいたまんまだった。
うーむ、何がしたいんだコイツは？
(よし！)
さっきのプリンの事を聞かれちゃったし
ちょっとぐらいからかっても大丈夫だよね？
と謎の好奇心を抱いた私。
顔をニヤリとさせ
「あっれー？もしかして爆豪君、ヤキモチやいちゃったのかなー？ん？「ウゼェ、消えろ」………分かったから手にあるもの消そうか？」
ボワっとかっちゃんの手から出た炎をビビって
まさかの終了
酷いねー、相変わらず口も悪いわ。
スタスタと歩くスピードを速くするかっちゃん
「ちょっ……速いわ」
なんて言いながら私も歩くスピードを速めた
まさか、かっちゃんがヤキモチやくなんて……
有り得ないわ。
そんなことあったら明日、空からプリン降ってくるっての。
「………まあホントにあったらいいのに」
「あ"あん？」
「な、何でもないです」
プリンが降ってきてほしいのか
ヤキモチやいてほしいのか
それは…まあ秘密です
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作者名：文葉三葉 | 作成日時：2016年7月20日 0時
