０舎看守【ナンバカ】 (ページ45)

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第ヨンジュウサン話ページ45

『“なんでてめぇはいつもいつも俺のことを気にかける！意味分かんねぇんだよ！！今死にそうになってんだぞ！？俺に殺されかけてるんだぞ！？なのになぜ自分の心配より俺を気にかけるんだよ！！”』
〈ｽｽｯと周りを破壊して〉

〈《…俺はお前が心配だからだ。他に理由なんてない、お前が兄のために仇をうちたいことは分かった。お前の気持ちは分からないこともない。…だが、お前の兄はそんな事願ってるのか？一度でも仇を取っ手欲しいと言ったのか？》〉

『“！…兄…ちゃんは”』

「＿＿。お前は、これからもっと…強くなれるぞ」

『…！！』

「なん、たって…お前は、…兄ちゃんの…弟だからな。…大切な…弟、だ」

　
『“っ……”』

〈《後は俺に任せとけ。……いいな、？》〉

『“………”』
〈ｽｯと意識がとび〉

ジューゴ「ど、…どうなったんだ……！おい、ハジメ！」

ハジメ「…うっせぇ、……黙ってろ」
〈Aの元まで来ると首元を掴みあげてﾄﾞｽｯと頬を殴り〉

ハジメ「よし、これで完全に気絶したろ」

『…して、……ねぇわ！このクソゴリラ！ｯ、ゴホッゲホッ』
〈ポタポタと溢れる血をぬぐって〉
《やっべ、流石に肋と腕が折れた状態で動くのはまずいだろ、俺死ぬ》

ハジメ「なんだお前、意識戻ってたの」

『てめっ、分かってて殴りやがったなゴリラ野郎』

ハジメ「あぁ？んだとごら？？」

ジューゴ「お前大概空気読まねぇよな」

猿鬼「双六、お前は今の光景を見てもまだそいつらが危険ではないといえるのか？」

ハジメ「んなこと知るか」

猿鬼「奴らは危険な存在だ。先ほどの殺気は俺たちだけに向けられるとは限らないのだぞ。」

ハジメ「危険だから始末するってか？まるで狩りだな」

猿鬼「奴らをこれ以上野放しにはできん」

ハジメ「そんなの俺には関係ねぇな、俺はお前らみたいな平和主義な考えなんぞ持ってねぇ、俺は俺だけのために動いてるだけだ。
だいたいなぁてめぇら散々俺を邪魔扱いしてるみてぇだが、俺にとっちゃてめぇらが一番邪魔なんだよ。殺すぞ」

『…』

《俺も入ってるのだろうか》

ハジメ「おかげで仕事もクソもあったもんじゃねぇ、この落とし前はどうつけるつもりだ、あぁ！？こっちはただでさえ寝不足の上に胃薬きらしてて今にも胃が爆発寸前なんだよ！」

ジューゴ,A
《《こいつほんとに空気よまねぇな》》

　

『…やば、…死ぬ』