０舎看守【ナンバカ】 (ページ40)

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第サンジュウハチ話ページ40

ｽﾞｽﾞｯ

ｽﾞｻﾞｻﾞｻﾞｯ

『…うっわ、まじかよ』

リャン「おい、看守人形はもう居ないんじゃ無かったのか？？」

ウパ「話が違うじゃありませんか」

〈ゲシゲシ、とチィを蹴って〉

チィ「あれ～、可笑しいなぁ」

『うーん、仕方ないな。殺るか』
〈刀を取りだし〉

キジ「さっさと終わらせるわよ」

『そうだな、…よし。キジ』

キジ「なによ、？」

『こいつら囚人がいたら邪魔だし、数が多すぎる。俺ら看守がここだけに数を取るわけにも行かないからお前らは先に行っとけ。
俺が道を空ける』
〈刀を構えてｼｭﾝｯと前方の道を斬り開いて〉

キジ「そうね、頼むわよ」
〈囚人たちも連れて走り出し〉

『おう』
〈ｼｭｯと看守人形をきり〉

ウノ「おいおい、あいつ1人で大丈夫だったのか？？」

キジ「大丈夫よ、Aの実力知ってんでしょ？？」

ニコ「Aちゃんハジメちゃんと同じくらい強いもんね！！」

ツイス「それはそうだけど…、…」

リャン「なにか心配事でもあるのか？」

ツイス「…いや、ちょっと心配なだけだ」

イヴ「…」
《Aさん》

『うーん、こりゃ多いな…めんど』
〈地面に着地して〉

ｻﾞｼｭｯ

『うおっ！あぶねっ………お、…おわぁぁぁぁあ！！？！！？！』

ﾄﾞｺﾞｫｫｫｫン

ウノ「！！お、おぉい！？今なんか叫び声みたいなの聞こえたぞ？！ほんとに大丈夫なのかよ」
　

キジ「…大丈夫よ」

ウノ「信用ならねぇぇ！！」

イヴ「だ、大丈夫かなツイス…」

ツイス「…大丈夫だ。Aさんのことだから」

『な、なんだなんだよ？！は！？今のなんだなんか出た！？』
〈自分の手を見ながら看守人形を斬首して〉

　

　

猿鬼「…！今の気配は…」

《今の禍禍しいこの気配、やはり》

ジューゴ「なんかすげぇ音したな」

ハジメ「あぁ？んなのどうでもいいんだよ！てめぇそれ外すなよ」

猿門「バカゴリラ！！余所見すんな！」

ハジメ「あ？！うっせぇサル」

猿門「サルっていうな！！」