第ニジュウナナ話 ご褒美貰いました（娯楽室） ページ29
『………』
〈黙々と看守室で書類整理をしていて〉
ガチャ
海翔「ぁ、いた。主任」
『？どうした』
海翔「13舎の囚人からこのようなものをいただいたのですが…」
『？手紙…？？』
〈ひらっと紙を開いて〉
今日娯楽室が出来るからぜひ来てくれ！！
『…なんだこの子供の落書きみたいな字は』
海翔「娯楽室…ですか。…断っておきましょうか？？」
『いや、ちょうどいい。あいつらも連れて行ってやるか』
〈書類を片付け立ち上がり〉
海翔「分かりました。僕は書類整理をしておきますので」
『ああ、悪いな。頼んだぞ』
〈看守室をでて2房へ向かい〉
ガチャ
『よーお前ら今から13舎行くぞー』
イヴ「？13舎に？？」
ツイス「何をしに行くんだ？？」
『なんか娯楽室が出来たから遊びに来いって誘われたんだ。折角だし一緒に行こうぜ』
イヴ「！楽しそうだし行きたい」
ツイス「…そうだな。行くか」
『おう、さっさと行くぞ』
〈そのままイヴとツイスを連れて13舎に向かい〉
イヴ「娯楽室ってどんな所なんだろう」
ツイス「んー、まぁ刑務所だしあんまり大きくはないんじゃないか？？」
『そうだなぁ、…』
『…ぉ、結構そろってんな。てか広っ』
〈娯楽室に入って〉
ウノ「ぉ！！来るの遅かったな！」
ツイス「お、おう」
イヴ「……凄い楽しそう」
ハジメ「なんだお前、やっぱ来たのか」
『ぁ、ゴリラじゃん。ここ動物園じゃないぞ』
〈遠い目で呟いて〉
猿門「ぶふっ、」
ハジメ「あ”ぁん！？テメェ殴られてぇのか！」
『ぁ、俺もトランプやるわー』
〈すーっと軽くスルーしウノたちの元へ行き〉
キジ「アンタやっぱり何かしたんじゃないの？」
ハジメ「あぁ！？してねぇよ」
『トランプか、俺得意だぞ。』
ウノ「俺の方がぜってぇ得意だけどな！！」
ロック「なんで張り合おうとするんだよ」
イヴ「僕もトランプとか結構出来る方だよ」
『よし、じゃあ負けた奴罰ゲームな』
それから地獄の罰ゲームが始まり
猿門「あいつら楽しそうだな」
キジ「Aは主任って自覚あるのかしら」
ハジメ「あいつはただのガキだろ」
『おーいそこ聞こえてるぞー』
〈びしっとハジメを指さし〉
ウノ「おい余所見なんて良い度胸じゃねぇか」
『余所見しててもかてんだよバァカ』
ウノ「うぜぇぇ！！」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 19人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：彼岸ノ使者 | 作成日時：2020年1月5日 17時
