０舎看守【ナンバカ】 (ページ18)

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第ジュウナナ話ページ18

三鶴「イェェェェイ！！皆お待たせ！いよいよ新年大会最終種目の開幕だぁ！！
ここまで勝ち上がってきた強豪舎房がまたまた大激突だぜぃ！」

ツイス「なんかめっちゃ死にかけてないか？」

イヴ「なにかあったのかな」

三鶴「去年同様今年も白熱する激闘楽しみにしてるよーん！！」

百子「よくぞここまで勝ち抜いたな。刑務官と囚人の諸君。この最終種目、大いに盛り上げてくれることを期待しているぞ。
己の力をぶつけ合い勝利せよ」

　最終種目
　鏡開き

ガッ

三鶴「あっ」

百子「この種目は新年大会のメインイベントである！この南波刑務所特製の『酒樽』をいち早く割った者が優勝だ！！
なお参加人数は看守一人、囚人一人とする！」

ジューゴ「最後に鏡開きかぁ、まあ1番正月っぽくていいかもな。
で、お前らどっちが行くの？？」

ウノ,ロック「「いい加減オメーが行けや！」」

ジューゴ「チッ、やる気のない奴らめ…！」

ロック「てめぇが言うな」

ハジメ「看守一人か、…まあ去年俺が出たし今年は大和に任せるか」

大和「私は構わないぞ」

ハジメ「じゃ後はよろしく、俺喫煙所戻るわ」

『あ、おい待てよ！ハジメお前がでろ！』

ハジメ「ああ？？」

『はっ、まさかさっきの約束忘れた訳じゃあないだろうな？？俺が勝ったらアイス一年分。』

ハジメ「…チッ」

『それに見てみろ,看守長の顔を』

ｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞｺﾞ

百子「……」

《カッコイイカッコイイカッコイイカッコイイ》←※見つめているだけ

ハジメ「！！」

《めっっっちゃ睨まれてる！！》

ハジメ「なあ大和、これは俺が出なきゃダメなのか」

大和「主任がそう思うのならそうなのでは？」

ハジメ「…しゃぁねぇなあ」

《ただでさえ目ぇつけられてるからな》

『……鈍感だな』

《看守長はハジメの事が好きだからずっと目でおってるんだろ》

ジューゴ「げっ、なんだよわハジメなの！？最悪なんですケド」

ハジメ「うるせぇ！それはこっちの台詞だ！誰が好き好んで連続で出るかよ！」

『うーん、そうだなぁ。誰が行く？？』
〈小さく首をかしげて〉

ツイス「俺はちょっと…」

イヴ「僕も戦闘はなぁ」

レイ「……俺が行く」

海翔「………」
〈無言でレイを見ていて〉

『おっ、それなら0番に来てもらうか』

レイ「…おう」

《彼奴が、“化け物”…か》